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江戸川学園取手高校で特別授業-生徒400人が明治大学の学びを体験



登壇した伊藤教授

明治大学は5月13日、江戸川学園取手高等学校(茨城県取手市)で特別授業を実施し、同校の1年生の生徒約400人が、明治大学の学びを体験した。この取り組みは、各地域の高校生に明治大学の学びを体験してもらうことで、大学で学ぶ意義を伝えるとともに、本学の認知度向上を目的としたもの。心理臨床センター長も務める文学部の伊藤直樹教授が登壇し、「心理療法における専門性」をテーマに約90分間にわたる講義を行った。

伊藤教授は、学校生活を例にうつ状態や引きこもりなどの心の問題と、これらの対応をカウンセラーがどのように行っているかを紹介。さらに、心理療法とは、カウンセリングなどの手法を通じて、無意識化にある心の葛藤を意識化し、症状や悩みを解消することだと解説し、「もし自分自身が悩みを抱えた時には、早めに相談してみよう」と生徒たちに語りかけた。

生徒からの質疑応答では多数の質問が寄せられ、講義後のアンケートでは、「心理療法は奥が深く、人間の本質を解明する学問だと感じた」「実際の症例を交えた講義でわかりやすく、今後の進路を考える上で参考になった」といった意見が上がるなど、高い関心を集め、好評な様子だった。