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「児玉圭司『願晴る』研究振興賞」に理工・相澤守教授

(左から)乾副学長(研究担当)、大六野学長、相澤教授、児玉氏

7月26日、駿河台キャンパス・矢代操ホールにて「児玉圭司『願晴る』研究振興賞」表彰式が挙行された。これは、本学校友の児玉圭司氏(1957年経営卒)による寄付金を原資として、研究で顕著な功績を挙げた本学の教員を表彰する賞で、過去5年間の国際研究論文の論文数や被引用数等の評価を基に表彰者を決定しているもの。

今回の表彰式では、2022年度受賞者の相澤守理工学部教授への表彰が行われた。相澤教授の研究分野は、無機材料・物性無機材料、生体材料、組織工学(再生医学)で、研究テーマは高度医療を支援するハイパフォーマンスバイオマテリアルの開発と生物学的評価。

表彰状授与および目録贈呈、大六野耕作学長のあいさつに続いて、児玉氏が登壇した。児玉氏は、振興賞の名前に付けられた「願晴る=願いを込めて晴れやかに努力する」という言葉に込めた思いを紹介し、「相澤教授の研究は、日本が抱える大きな課題である国民の健康寿命を延ばすことにつながると伺った。今後さらに研究を発展させ、多くの人々に明るい希望の光をもたらしていただきたい」と期待を寄せた。

表彰を受け、相澤教授は、「第1回目の受賞者である理工学部の小椋厚志教授から、『研究を前面に押し出して表彰していただけたありがたい賞』だと聞いていたので、自分も受賞することができてとてもうれしく思う」と笑顔であいさつした。さらに、「研究成果の社会実装に向けて進めていきたい」と意気込むとともに、関係者への謝辞を述べた。