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大学生観光まちづくりコンテストで歌代ゼミ(経営学部)が最優秀賞、市川ゼミ(政治経済学部)が審査員特別賞を受賞

2013年10月02日
明治大学 政治経済学部・経営学部

最優秀賞の歌代ゼミteam.NISHI最優秀賞の歌代ゼミteam.NISHI

最優秀賞の歌代ゼミteam.HIGASHI最優秀賞の歌代ゼミteam.HIGASHI

審査員特別賞の市川ゼミチーム審査員特別賞の市川ゼミチーム

 9月18日-19日に開催された「大学生観光まちづくりコンテスト2013」本選において、経営学部・歌代ゼミチームが、西日本ステージ(18日、大阪府庁咲洲ホール)と東日本ステージ(19日、富士河口湖町勝山ふれあいセンター)の双方で最優秀賞(観光庁長官賞)を受賞しました。また、政治経済学部・市川ゼミチームも東日本ステージの審査員特別賞(山梨県知事賞)を受賞しました。

 「大学生観光まちづくりコンテスト」(主催:大学生観光まちづくりコンテスト2013 運営委員会、事務局:株式会社JTBコーポレートセールス、株式会社三菱総合研究所)は、大学生が観光によるまちづくり活性化プランを競い合うコンテストです。今年度は、富士河口湖地域を対象とした東日本と、大阪府全域を対象とした西日本の2ステージでの開催となり、全国より185チームのエントリーがありました。5月に開催した説明会、「観光まちづくり基礎講座」受講後、現地調査を経て、各チームからさまざまな観光まちづくりプランが提出されました。そして予選を通過した32チームが、9月18日・19日の本選に臨み、プレゼンテーションを行いました。明治大学の最優秀賞獲得は、第1回の歌代ゼミ、昨年第2回の市川ゼミに引き続き3年連続。なお、明治大学の他に、西日本ステージでは、京都大学、同志社大学、大阪観光大学等、東日本ステージでは、帝京大学、東京経済大学、筑波大学等の各チームが受賞しました。詳細はコンテストホームページをご覧ください。

 大阪のインバウンド観光振興が課題の西日本ステージで、歌代ゼミteam.NISHIは、世界に広がる日本の食文化、B級グルメブームを背景に、食の大阪をブランディングし、インバウンド観光客の誘客を狙った「大阪FoodPedia構想」を提案しました。大阪FoodPediaは、AR、SNS等ITを活かした大阪の食と関連する産業施設に関するデータベース&コミュニティサイトです。まず食に関心を持つFIT観光客をターゲットに、大阪FoodPediaで産業施設や食体験をナビゲートし、ARによる施設での情報提供を行うことにより、食を目的とした滞在、宿泊の増加につなげていきます。そしてさらに諸外国のフード関係業界団体の研修旅行、日系在外法人のインセンティブ旅行等の獲得にも展開していくことを提案しました。

 富士河口湖のインバウンド観光振興を課題とする東日本ステージで、歌代ゼミteam.HIGASHIは、世界から人々が集い日本文化を学びあうキャンパス町をつくる「Mt.Fujiサテライトキャンパス構想」を提案しました。民宿に合宿する日本の大学生をシーズとして着目し、日本の大学生の国際交流ニーズと富士山を訪れた外国人観光客の日本文化を知りたいというニーズをマッチングさせたものがMt.Fujiサテライトキャンパスです。まず日本の大学ゼミ生が欧米豪の旅行者に対し日本文化に関するレクチャーやフィールドツアーを行い、滞在時間、延泊の増加を狙います。さらに、国際交流の町づくりをしつつ、近隣国での異文化交流を期待するアジア諸国の大学・高校の研修ツアー、修学旅行等の団体旅行にマーケットを拡大していくプランを提案しました。

 また、市川ゼミチームは、「Aqua Venus in Fuji Lakes~森羅万象・四季燦々~」をテーマに、訪日外国人の中でも高い波及効果の見込めるアメリカ人観光客に着目しました。Aqua Venusとは富士河口湖町に存在したと言われる美しき水の女神「豊玉姫」のことであり、彼女の持つ恩恵にちなみ、美を求める女性、富を求める男性、子孫繁栄を願う夫婦に焦点を当てた3つのプランを提示しました。既存の観光資源に新たな付加価値を見出すだけでなく、訪日外国人の受け入れ体制を強化すべく、交通網の拡充や街全体のWikipediatown化なども提案しました。