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「大学生観光まちづくりコンテスト2022 福島復興ステージ」で木寺元ゼミ(グランプリ観光庁長官賞)、本所靖博ゼミ(準グランプリ)、歌代豊ゼミ(準グランプリ等)、奥山雅之ゼミ(JTB賞)が受賞

2022年09月28日
明治大学 政治経済学部・農学部・経営学部

大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会(事務局:株式会社JTB等)が主催し、観光庁、経済産業省、文部科学省などが後援する「大学生観光まちづくりコンテスト2022福島復興ステージ」において、政治経済学部・木寺元ゼミがグランプリ観光庁長官賞、農学部・本所靖博ゼミが準グランプリ、経営学部・歌代豊ゼミが準グランプリとオーディエンス賞、政治経済学部の奥山雅之ゼミがJTB賞を受賞しました。
同コンテストは大学生チームが観光まちづくりプランを競い合うコンテストで、今年が12回目です。コロナ禍のため昨年、一昨年は動画による本選で、今回3年ぶりのリアル開催の本選となりました。福島復興ステージの本選は、予選を通過した11チームにより、9月16日、Jヴィレッジコンベンションホール(福島県双葉郡楢葉町)において開催されました。9月8日開催された焼津ステージでも木寺元ゼミがランプリ観光庁長官賞、本所靖博ゼミが準グランプリを受賞しています。

グランプリ観光庁長官賞『つながりtie ~家族で祝おう2分の1成人~』
政治経済学部・木寺元ゼミナールDEAR IwaKi

木寺ゼミナール
木寺ゼミDEAR IwaKi(高野柾文・坂倉琴音・天野拓海・芦野真琴・新保景土・筒渕朱音・高橋陽乃・原田茉依・守屋朱莉)


私たちは、増加していく震災後の世代に訴求できるプランはないか?という問いを原点に、観光客も地域の人も笑顔にするプランを考案しました。それが、「つながりtie~家族で祝おう2分の1成人~」です。東京圏の小学4年生と家族をターゲットに、福島の“今”を体感できる大熊町と浪江町を選定しました。そして、2分の1成人を迎える10歳のプランだけでなく、20歳を祝うプランも考案し、10年間の子どもの成長と復興が進んでいく福島の未来を重ね合わせました。
プラン考案にあたっては、地域の人の「生の声」を重視しました。現地に何度も足を運び、復興に対して前向きに取り組むキーパーソンの方々と交流することで、9人全員が「自分たちも福島の復興に対して何かできないか」と同じ熱量をもって取り組むことができました。その想いが報われて、本当に嬉しく思います。同時に、協力していただいた福島の方々、先生や先輩、関わって下さった全ての人に心から感謝しています。本当にありがとうございました!

準グランプリ『Meta!!感考旅』
農学部・本所靖博ゼミナール チームまでい

本所ゼミナール
本所ゼミ チームまでい(増田有寿・河井美咲・藤井康平・宮本もも子)


私たちは帰宅困難区域の多い富岡町、大熊町、双葉町、浪江町の4町を対象に、震災後薄れてしまった人と人との繋がりを戻すプランを作成しました。 プラン名は「Meta!!感考旅」です!メタバース×地方創生で、地域との新しい関わりを生み出します。また、地域の魅力を「感」じ町のファンになり、活気あるまちづくりを地域の人と一緒に「考」える「感考」をコンセプトにしました。プランには3ステップあります。プレイベント、本イベントではメタバース上で4地域に興味を持ち、深く知ることを目指します。現地開催イベントでは実際に現地を訪れ、復興に向けて取り組む地域のヒーローとこれまでのイベントで感じ考えてきたことを実践します。
このプランによって愛する4地域に関わる人が増えることを願っています。

準グランプリ『学び舎~空き家でつながる学びの輪~』
経営学部・歌代豊ゼミナール あったかゆたか

歌代ゼミナール
歌代ゼミ あったかゆたか(山口明日香・萩原一樹・金子遥香・島貫衣利加)


私たちは現地調査やインタビュー調査でお話を伺った現地の方々の思いを汲み取りながら、福島12市町村の課題解決につながる構想を作りました。現地では、子どもが学校以外に学べ、新しいことに挑戦できる機会が求められており、また空き家の問題が深刻となっていました。
そこで私たちは「学び舎~空き家でつながる学びの輪~」を提案しました。学び舎は、地元で学びたい12市町村の親子と、得意なことを活かしたい他地域の大学生のニーズをマッチングさせ、教室を開催できる場所です。浪江町に存在する空き家を実施場所として使用することで、教育や空き家の問題を解決しながら、他地域の大学生が福島の「人」と交流する機会を創出します。福島の「人」と交流することで、「これからも福島と関わりたい」と愛着をもってもらい、そして福島のために活動したいと思う関係人口を増やすことが可能となる構想の実現を目指します。
本構想の作成には、キーパーソンのお二人をはじめ多くの方々にご協力いただき、「準グランプリ」をいただくことができました。ご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

JTB賞『きど あいらく(KIDO I LIKE)』
政治経済学部・奥山雅之ゼミナール

奥山ゼミナール
奥山ゼミ(藤花実、中村富・松本真子・阿久津愛美・殖栗和也・稲村美玖)


福島県楢葉町と川内村を流れる木戸川を舞台に、学びとレジャーを合わせ持つ観光プランとして「共創リレー型観光」を提案しました。
若者が遊びの企画者(まちあそびチャレンジャー)となり、地域の方々(まちあそびディレクター)とともに、新しい「遊び」を創出するコミュニティをつくります。震災を経験した地域の人と共に創る「遊び」を通じて、若者の人間らしい感情(喜怒哀楽)をより豊かにします。また、「遊び」の参加者の中からさらに「まちあそびチャレンジャー」が出てくることで、加速度的に関係人口を増やし、木戸川周辺のまちの賑わいを創出します。
フィールドワークで多くの方々に出会い、協力に同意をいただきました。関わっていただいたすべての皆様に感謝いたします。今後は、このプランの事業化に向け、私たち奥山雅之ゼミナールが「まちあそびチャレンジャー第一号」として活動します。

オーディエンス賞『相双で創造!最高のArtを ~プロアーティスト×アーティストの卵×観光客×住民で0から創出するフォトジェニ旅~』
経営学部・歌代豊ゼミナール Uta・K・Blooms

歌代ゼミナール
歌代ゼミ Uta・K・Blooms(小林賢太朗・門田未咲・新田美咲)


私たちは復興に向けて前向きに取り組んでいるキーパーソンの方々との対話を通して、ゼロベースだからこそ若者の自由な挑戦の場となり得ることに着目し、相双地域をアートの町として創り上げる構想を考えました。
私たちは「アーティストの卵」と、学生を中心とした「フォトジェニ世代」をターゲットと捉え、アーティストの卵へ実践の機会を創出すると同時に、点在するアートを巡る線の観光を生み出し、最終的には観光客や住民も巻き込んだ体験型観光を提供します。この構想は点在するアートの連携や制作・宿泊場所の管理等の準備段階、アーティストの卵による新規アート創出段階、そして観光客が相双地域を訪れることによる交流人口増加の3つの段階に大別され、最終的に相双地域の交流人口・関係人口の増加とそれに伴う地域の活性化の実現を目指します。
私たちは福島に対して前向きに取り組む人たちに触れ、普段の生活では得ることの無い新たな発見をする毎日でした。構想検討に非常に苦労しましたが、「オーディエンス賞」をいただくことができ大変嬉しく思います。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。


木寺ゼミナール
政治経済学部・木寺元ゼミナールDEAR IwaKi


本所ゼミナール
農学部・本所靖博ゼミナール チームまでい

歌代ゼミナール
経営学部・歌代豊ゼミナール あったかゆたか

奥山ゼミナール
政治経済学部・奥山雅之ゼミナール

歌代ゼミナール
経営学部・歌代豊ゼミナール Uta・K・Blooms