※平和教育登戸研究所資料館第13回企画展(2023年5月27日(土)まで開催)
開催概要
戦前日本で活動していたソビエト社会主義共和国連邦のスパイ「ゾルゲ(通称ラムゼイ)機関」。その中心人物だったリヒアルト・ゾルゲについては、占領期GHQ・G-2(参謀第2部)のC.A.ウィロビー准将による米国陸軍省報告での告発や、1964年以降ソビエト連邦が大祖国戦争勝利のシンボルに用いてきたことを通じて、20世紀最大の国際スパイ事件と評価されてきました。
しかし、近年新たな史料の発掘が進み、これまでの評価が再検証されています。日本でもA・フェシュン編、名越健郎・名越陽子訳『ゾルゲ・ファイル1941-1945赤軍情報本部機密文書』(みすず書房、2022年)を皮切りに、英語圏のベストセラーであるO・マシューズ、鈴木規夫・加藤哲郎訳『ゾルゲ伝』(みすず書房、2023年4月)など、尾崎=ゾルゲ研究会編の「新資料が語るゾルゲ事件」シリーズの刊行が進んでいます。
今回の講演会では同研究会代表である加藤哲郎氏を講師にむかえ、最新の研究状況から判明したゾルゲ事件の新たな側面を明らかにします。
講 師:加藤 哲郎 氏(一橋大学名誉教授、尾崎=ゾルゲ研究会代表)
主な著作等に『ゾルゲ事件 覆された神話』(平凡社、2014年)、『ゾルゲ事件史料集成[編集復刻版]太田耐造関係文書』全10巻編集・解説(不二出版、2019年~ 2020年)、『731部隊と戦後日本』(花伝社、2018年)、など多数。
日 時:2023年5月13日(土)13:00~15:00 ※12:30開場
開催形式:
対面(会場:明治大学生田キャンパス中央校舎6階メディアホール)
オンラインライブ配信(Zoomウェビナー機能を利用)
定 員:対面:260名、オンライン:400名(いずれも要事前予約、申込先着順)
参加費:無料
申し込み方法:
希望参加方式(対面もしくはオンライン)・氏名(フリガナ付)・連絡先(対面は電話番号、オンラインはメールアドレス)を添え以下メールアドレスにご連絡ください。
明治大学平和教育登戸研究所資料館
noborito@mics.meiji.ac.jp
※締め切り5月6日(土)
主 催:明治大学平和教育登戸研究所資料館
後 援:尾崎=ゾルゲ研究会(代表:加藤哲郎氏)