Go Forward

明治大学出身会計士の活躍

明治大学出身会計士の活躍

経理研究所の後輩へ:渡邊 建三先生

世のため、人のために生き、幸せな人生を歩んで欲しい。

 私は司法試験合格を目指して明治大学に入学しましたが、法律の勉強を続けていく中で自分の特性が司法試験に向いていないことを悟りました。司法試験を諦め私の進むべき道は何かを真剣に考える中で高校の同級生から「公認会計士」の存在を知りました。

 数学が得意で、珠算1級の私の特性を活かす道はこれだ!と思い公認会計士の勉強を始めたのは3年生の終盤でした。当時の法学部では会計関係の授業はなく、独学で簿記の勉強を始め、4年生の秋に経理研究所特別会計研究室に入室しました。

 卒業後、経理研の先輩の熊木貞夫先生(故) の熊木税務会計事務所に勤務しながら勉強を続け、4回目で合格しました。合格後は熊木先生の紹介で大手監査法人に入所し、世界ナンバーワンの製造業や株式公開準備中の企業など幅広い社会に接し、組織はどのように運営されているのかを知る貴重な経験をしました。

 大阪の建設用仮設機機材のレンタル会社(社員150名)が、バブル崩壊後の経済環境悪化と経営者の健康上の問題が重なり私に後継の依頼の話が持ち上がりました。監査法人の仕事は楽しく希望に満ち、家族もそれぞれの人生を過ごしており、もし私が後継を引き受けると家族全員が大阪に移るという人生の岐路に立つことになりました。

 それまでの私の生き方の中心は『家族』でしたが、後継依頼の話があってから、「世のため、人のため」の生き方を考えるようになりました。私が大手監査法人を辞めても同監査法人に何の影響も生じないであろうが、もしも、当該後継の依頼を受諾しない場合、当該会社は危機的な状況に陥ると考えられました。熟慮の上、私の特性を活かしてより広く社会に貢献することは「私の天命」だと思い後継を引き受けました。

 私は先輩から多大な恩をいただき大変感謝しております。いつかは後輩に何らかの応援をしたいと思い、2017年に経理研に寄付をさせていただきました。また、2022年から試験合格者には松下幸之助著の「道をひらく」をプレゼントしています。

 AIや人型ロボットの激的な発展で世の中の流れだけでなく公認会計士の業務も大きく変わりつつありますが、公認会計士の持つ知識や経験に基づく判断力や先見性の重要度はますます高まりつつあります。今後も「学び、考え、実践、反省」を日々積み上げていこうと考えています。
後輩の皆さんの「幸せ」と「成功」を祈念します。そして、良き伝統を次の後輩に伝えてください。



 渡邊 建三(わたなべ けんぞう)
略歴 わたなべコンサルタンツ代表。1953年静岡県生まれ。1977年明治大学法学部卒業。熊木税務会計事務所3年間勤務。監査法人中央会計事務所(中央監査法人)14年間勤務後、株式会社山一仮設(本社:大阪市)代表取締役社長28年間勤める。現在は明治大学評議員、明治大学秀麗紫紺賛助員(寄付)、明治大学公認会計士会副会長を務める。 2026年9月現在
お問い合わせ先

国家試験指導センター 経理研究所

お問い合わせは以下URLの専用フォームよりお願いします。
-----------------------------------------------
https://forms.office.com/r/smYjuZeLLh
-----------------------------------------------
■所在地
 駿河台:猿楽町第一校舎1階
 和 泉:リエゾン棟2階
■受付時間
 駿河台:月~金 9:30-16:30(昼休み11:30~12:30)
 和 泉:月~金 9:00-17:00(昼休み13:30~14:30)
■電話番号
 駿河台:なし
 和 泉:03-5300-1445
■メールアドレス_駿河台・和泉キャンパス共通
 keiriken@meiji.ac.jp