研究・知財戦略機構 学内フォーマット集
生体吸収性セラミックス中空微小球の創製とその高度癌治療への応用
研究課題名 | 生体吸収性セラミックス中空微小球の創製とその高度癌治療への応用 | ||
研究所名 | 科学技術研究所 | ||
研究種別 | 重点研究 | ||
研究概要 | (本年度の研究実施計画) 本プロジェクトは,次の4つのプロセスからなり,材料合成から臨床応用に不可欠な機能評価まで一貫して遂行する。 1)生体吸収性セラミックス中空微小球の合成とキャラクタリゼーション 2)中空微小球を用いたドラッグデリバリーシステムの構築 3)薬剤を担持させた中空微小球に対する腫瘍細胞(FU-MMT-1,3)の細胞応答性 4)癌化したラットを実験モデルとするインジェクションによる低浸襲癌治療 2006年度は,プロジェクト3年目(最終年)であり,これまでの成果を総括し,論文投稿や学会発表,特許出願などに注力するとともに,高度癌治療の確立を達成すべく研究を推進する。具体的には,1)および2)では,インテリジェントな薬剤の除放が可能なDDS担体として再設計すべく微笑球のナノ表面加工技術を確立する。3)および4)では,これまでの研究成果で抗血管新生抑制剤を担持させた微小球が優れた抗腫瘍効果を有することがin vitro/vivoの両面からの評価で明らかになってきているので,その成果を発展させて,より臨床に近い実験モデルを用いて我々のセラミックス微小球の癌治療への有効性を検証していく。 |
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研究者 | 所属 | 職 | 氏名 |
理工学部 | 助教授 | 相澤守 | |
理工学部 | 教授 | 崔博坤 | |
研究期間 | 2004.4~2007.3 | ||
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