研究・知財戦略機構 学内フォーマット集
生体硬さセンサーの開発
研究課題名 | 生体硬さセンサーの開発 | ||
研究所名 | 科学技術研究所 | ||
研究種別 | 重点研究 | ||
研究概要 | (本年度の研究実施計画) 豚肝臓のような生体組織の表面に,点振動体(スピーカの先に小さな金属球を付けたもの)を接触させると,試料表面に弾性表面波が伝搬する。表面波の伝搬定数(速度・減衰)を測定すれば,ずれ弾性率が求まることになる。伝搬する表面波によって試料はわずかに変位するので,レーザ光を上方からあててその変位を計測する。昨年度は,生体の模擬試料としてよく用いられるアガロースゲルの03-0.8%濃度試料についてずれ弾性率を求めることができた。数百Hz域でずれ弾性率を複素量として求めた報告は少ないので,今後カラギーナンゲルなど他のゲルでもデータを積み重ねる必要がある。 昨年度購入した高精度CCDレーザ変位計では乱反射する場合も変位を計測できる。この変位計によって従来開発した方法が多少の修正で生体試料に適用でき,高精度な測定が可能になる。本年度はゲルの測定に引き続いて,牛心臓,鶏胸肉などの生体試料のずれ弾性率の周波数依存性(0.1-1kHz)を評価する。 |
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研究者 | 所属 | 職 | 氏名 |
理工学部 | 教授 | 崔博坤 | |
研究期間 | 2005.4~2008.3 | ||
リンク |