2025年2月26日、台湾の天主教輔仁大学のラン・イーチェン学長とリン・ヤオナン国際教育部長が駿河台キャンパスを訪れ、
上野正雄学長、高馬京子副学長(国際交流担当)(情報コミュニケーション学部教授)と意見交換を行いました。
ラン学長は、本学の海外協定校である西シドニー大学の副学長(当時)として何度も本学を訪問しており、
このたび、2024年に天主教輔仁大学長に就任し、改めての来訪となりました。
上野学長は、ラン学長一行の来訪に対して謝意を伝えるとともに、明治大学の歴史や特色、海外大学との交流状況、研究活動について紹介しました。
特に、先端数理科学インスティテュートの杉原厚吉研究特別教授が研究している錯覚研究作品が2018年に台湾の国立故宮博物院特別展で展示されたことに触れ、
本学と台湾のつながりについても紹介をしました。
これを受け、ラン学長は、天主教輔仁大学の歴史、研究領域、スポーツ活動、大学付属病院について紹介し、両大学の協力可能性を幅広く探っていきたいと述べました。
懇談では、両大学の学生交流及び学術交流における協力関係を今後、深めていくことを共通の認識としました。
また、ラン学長一行へキャンパスツアーを実施し、リバティタワー2階の学生交流スペース「ラウンジZERO」や博物館など、本学の教育・研究環境を案内しました。
集合写真(左からリン部長、ラン学長、上野学長、高馬副学長)
天主教(てんしゅきょう)輔(ほ)仁(じん)大学は、1925年創設の私立のカトリック大学で12の学部に50の学士課程、49の修士課程、12の博士課程を設置している総合大学である。
語学教育に定評があり、台湾で最難関校の私立大学、国際化の進んだ大学として知られている。
代表的な研究領域は法学、商学、工学、言語学、マスコミュニケーション学、織物設計学、体育、教育学、神学、医学であり、特に言語学と織物設計学額においては台湾有数のレベルである。
QS世界大学ランキングでは、言語学分野では世界トップ301-340位となっている。さらに、Times Higher Rankingでは、インパクトランキングでは世界トップ301-400位にランクインしている。