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池谷 信之 IKEYA Nobuyuki

所属・役職



明治大学黒耀石研究センター 特任教授
帝京大学文化財研究所 客員研究員 

経歴

1959年静岡県伊豆の国市生まれ。
1983年3月明治大学博士前期課程修了。
2008年3月明治大学にて博士号(史学)取得。
1987年4月より沼津市教育委員会文化振興課(文化財センター)に学芸員として勤務、2016年3月退職。
2013年~2019年まで国立科学博物館(海部陽介代表)の『三万年前の航海徹底再現プロジェクト』のメンバー。

1994年に黒曜石原産地の「全点分析」を提唱し、原産地データから先史社会の構造的変化に迫る試みを始めた。2003年に自宅に設置した蛍光X線分析装置によって、大量の黒曜石原産地推定を実施した(2021年まで)。最近では土器の胎土分析も手がけている。

その他の役職等

2020年~ 静岡県文化奨励賞選考委員
2020年~ 東京都世田谷区史古代専門部会員

研究業績

表彰歴
2006年 尖石縄文文化賞(長野県茅野市/後援 信濃毎日新聞社・(財)信毎文化事業財団)
2010年 静岡県文化奨励賞(静岡県)
2011年 日本考古学協会賞大賞(日本考古学協会)
2012年 日本文化財科学会第6回奨励論文賞(日本文化財科学会)
2015年 第3回日本旧石器学会学会賞(日本旧石器学会)
2018年 日本文化財科学会第13回奨励論文賞(日本文化財科学会)
非常勤講師・集中講義出講
東海大学海洋学部,南山大学人文学部,早稲田大学文学部,筑波大学人文・文化学群,静岡大学人文社会学部
科学研究費補助金
■平成24年~27年度 科学研究費・基盤研究(C)「先史土器の越境的移動の蛍光X線分析による判別とその応用」課題番号24520867
■平成28年~30年度 科学研究費・基盤研究(C)「神津島産黒曜石が示す後期旧石器時代初頭の海洋適応と現生人類の行動能力」課題番号16K03165
■令和3年度~6年度 科学研究史・基盤研究(B)「蛍光X線分析法を中心とした黒耀石原産地推定法の改良・体系化とその可変的応用
著書
2020年 『愛鷹山麓の旧石器文化』 敬文舎 407頁 編著
2009年 『黒曜石考古学』 新泉社 306頁 単著
2007年  『縄文/弥生文化移行期の黒曜石研究Ⅱ』 自費出版 166頁 共著 
2006年 『縄文/弥生文化移行期の黒曜石研究Ⅰ』 自費出版 134頁 共著 
2005年 『黒潮を渡った黒曜石 見高段間遺跡』 新泉社 93頁 単著

論文
2023年 「オホーツク文化における黒曜石利用の変遷とその背景—ウトロ遺跡およびチャシコツ岬下B 遺跡を中心に—」『資源環境と人類』13:35-56 (共著)



2022年


 
「北海道東部の北筒式期における石器群の構造と原料の獲得消費—斜里町ピラガ丘遺跡の分析を中心に—」札幌学院大学人文学会紀要112:89-153 (共著)
「エネルギー分散型蛍光X 線分析装置を用いた非破壊かつ装置非依存式の黒曜石原産地推定」『文化財科学』85:1-14 (共著)
「海洋進出のはじまり 東の海—伊豆諸島」海部陽介編『季刊考古学』161 特集 海洋進出の初現史 雄山閣:25-28 (単著)
「続縄文時代の渡島半島における黒曜石利用の変遷とその背景」『資源環境と人類』12:51-75 (共著)
 
 

2021年
 
 
 
 「アイヌ文化期における黒耀石の利用とその変容—せたな町南川2遺跡を中心に—」札幌学院大学人文学会紀要110:79-100 (共著)
「新潟県上越市大潟区丸山遺跡採集の木葉形尖頭器—北海道置戸山産黒曜石の検出—」『新潟考古』32:133-141 (共著)
「p-XRF を用いた黒曜石原産地推定の実用化と甲府盆地東部における縄文時代前期後半の黒曜石利用」帝京大学文化財研究所研究報告20:147-173 (共著)
「長野県佐久市香坂山遺跡出土黒曜石の原産地推定」『資源環境と人類』11:93-100 (共著)
「富士宮市小塚遺跡出土黒曜石の原産地推定と縄文前期後葉の黒曜石供給」『向坂鋼二先生米寿記念論集 地域と考古学Ⅱ』向坂鋼二先生米寿記念論集刊行会:89-97(単著)
2020年
 
 
 
「愛鷹山麓における石材の変遷と社会的背景」池谷信之・佐藤宏之編『愛鷹山麓の旧石器文化』敬文舎 185頁-223頁(共著)
「愛鷹旧石器文化とは何か」池谷信之・佐藤宏之編『愛鷹山麓の旧石器文化』敬文舎 17頁-43頁(単著)
「上北・八戸地域から出土した縄文早期の黒曜石製石器群の産地推定と考察」 東京大学考古学研究室紀要33 pp.23-35(共著)
「神津島産黒曜石製両面体石器の運用とその社会的背景」『2020年静岡県考古学会シンポジウム:縄文時代草創期の初期定住とその環境-富士山麓からの視点-』静岡県考古学会・富士宮市教育委員会 pp.18-24(単著)



2019年


 
Palaeolithic seafaring in East Asia: testing the bamboo raft hypothesis. Antiquity372 pp.1424-1441(共著)
「矢出川遺跡の細石刃石器群」『旧石器研究』15日本旧石器学会 pp.155-161(共著)
「愛鷹・箱根山麓の旧石器時代陥し穴」『考古学ジャーナル』734ニユーサイエンス社 pp.9-12(単著)
「甲府市立石遺跡出土台形様石器の黒曜石産地分析」『山梨考古学論集Ⅷ』山梨考古学協会40周年記念論文集pp.13-16(共著) 
「化学組成データの対数比解析を利用した黒曜石の産地推定」文化財科学78 37頁-51頁(共著)
「弓張日向遺跡出土黒曜石製石器の産地をめぐって」長野県考古学会誌157 62頁-70頁(共著)
2018年
 
「橋本遺跡出土石器群の再検討と黒曜石原産地」相模原市立博物館研究報告26 1頁~15頁(共著)
「縄文時代における神津島への航海と黒潮-シーカヤックによる渡航事例をもとに-」貝塚74 21頁-26頁(共著)
「人類史最古の遠距離航海と土木工事-神津島産黒曜石と陥穴猟」 『ふじのくにのホモ・サピエンス-3万5千年前の遺跡から現代人的行動を探る』 静岡大学地域創造教育センター 23頁-44頁(単著) 


2017年


 
Group migration and cultural change following the Akahoya volcanic ashfall:Identifying the pottery production centers at the beginning of the Early Jomon period of Japan, Quaternary International 442, pp.23-32(単著)
「世界最古の往復航海-後期旧石器時代初期に太平洋を越えて運ばれた神津島産黒曜石-」科学87-9 0849頁-0854頁(単著)
「旧石器時代の神津島産黒曜石と現生人類の海上渡航」『理論考古学の実践』Ⅱ実践編 安斎正人編 27頁-54頁 同成社(単著)

「伊豆の国市湯ヶ洞山遺跡出土石器の編年的位置と黒曜石産地」安蒜政雄先生古希記念論文集 『旧石器時代の智恵と技術の考古学』282頁-295頁(単著)

「伊豆南東海岸に形成された神津島産黒曜石の中継地的遺跡-その縄文時代における継続時期をめぐって-」長野県考古学会誌 154 81頁-90頁(単著)
「沼津市中原遺跡出土のガラス小玉鋳型の蛍光X線分析」 沼津市博物館紀要41 19頁-30頁  (共著) 


2015年


 
Ikeya, N.  Maritime transport of obsidian in Japan during the Upper Paleolithic. In: Yusuke K., Masami I., Ted G., Hiroyuki S., Akira O. (Eds.), Emergence and diversity of Modern Human behavior in Paleolithic Asia, Texas A&M University Press College Station, pp.362-375.  
「須恵器/灰釉陶器移行期における粘土の選択性について-黒笹40・89号窯跡の胎土分析にもとづいて-」 季刊古代文化67-2 22頁-33頁(単著) 
 「沼津市三枚橋城跡の歴史的評価 -本丸石垣と瓦の分析から-」 織豊城郭研究15 257頁-278頁 (共著)
2014年 Identification of archeological obsidian sources in Kanto and Chubu regions (Central Japan) by energy dispersive X-ray fluorescence analysis. In: Akira O., Michael D. G., Yaroslav V. K., Yoshimitsu S.(Eds.), BAR International Series 2620 Methodological issues for characterization and provenance studies of obsidian in Northeast Asia, Archaeopress, pp.111-123.
2013年 「黒曜石は誰のものか-石材管理からみる旧石器から縄文-」 リバティーアカデミーブックレット20 『黒曜石をめぐるヒトと資源利用PART2 第2回明治大学黒耀石研究センター公開講座』 明治大学リバティーアカデミー  47頁-57頁(単著) 
2012年 「東海地方における‘非神子柴的世界’」ー『縄文草創期シンポジウム2012-起源論を超えて-』ー 東海縄文研究会・物質文化研究会 24頁-32頁
「蛍光X線分析による縄文土器の産地推定-フォッサマグナ西縁をはさんだ縄文前期初頭土器の移動と変容-」『尖石縄文考古館10周年記念論文集』茅野市尖石考古館 30頁~40頁(単著)

2010年
 
「千葉県市原市西広貝塚出土の黒曜石の産地推定」千葉縄文研究4 1頁~19頁(共著) 
「縄文/弥生文化移行期における神津島黒曜石のもうひとつの流通-神津島砂崎黒曜石の動き-」考古学と自然科学60 13頁~24頁(共著)  


2009年

 
「蛍光X線分析法による縄文土器のフォッサマグナ東西の判別-東海地方および南関東地方の事例から-」『地域と学史の考古学』杉山博久先生古希記念論集刊行会 41頁~64頁(共著) 
「旧石器時代における陥穴猟と石材獲得・石器製作行動-愛鷹・箱根山麓BBⅢ層期を中心として-」駿台史学135 71頁~90頁(単著)
「黒耀石製石器の産地推定」『諏訪湖底曽根遺跡研究100年の記録』曽根遺跡研究会234頁~258頁(単著)
2008年 「第6章東海地方-集団管理から世帯管理へ-」『縄文文化の構造変動』六一書房 116頁~134頁(単著)
2007年 「黒曜石の供給」『縄文時代の考古学6 ものづくり 道具製作の技術と組織』同成社 155頁~163頁(単著)
2006年 「アカホヤ火山灰下の共生と相克」 伊勢湾考古20号77~104号 (共著) 
「環中部高地南東域における黒曜石流通と原産地開発」黒曜石文化研究4号161~171頁(単著)
2005年 「海の黒曜石から山の黒曜石へ-見高段間遺跡の消長と黒曜石交易-」考古学研究52 3 12頁~28頁(単著)
「旧石器時代の神津島黒曜石と海上渡航」考古学ジャーナル525ー 12頁~14頁 (共著)
2003年 「伊豆・箱根黒曜石原産地の産状と成因」黒曜石文化研究2 23頁~35頁(単著)
「石材管理と石器製作-山梨県天神堂遺跡の黒曜石原産地推定と原産地クラスターの抽出から-」帝京大学山梨文化財研究所研究報告11 167頁~204頁 (共著) 
「本州島中部の様相-東海地方の隆帯文土器と列島南岸-」季刊考古学83 55頁~58頁(単著)
2001年 「黒曜石原産地と石材の搬入・搬出-丘の公園第2遺跡の原産地推定から-」山梨県立考古博物館・山梨県埋蔵文化財センター研究紀要17 29頁~40頁(共著)
「静岡県における縄文時代集落の諸様相」『第1回研究集会基礎資料集列島における縄文時代集落の諸様相』縄文時代文化研究会 431頁~449頁(共著)
1998年 「愛鷹山麓における石材組成の変遷」静岡県考古学研究30 21頁~44頁(共著)
1994年 「遺跡内における黒曜石製石器の原産地別分布について-沼津市土手上遺跡BBⅤ層の原産地推定から-」静岡県考古学研究26 1頁~24頁(共著)
「愛鷹・箱根山麓の縄文中期集落と石器保有」『向坂鋼二先生還暦記念論集地域と考古学』115頁~132頁(単著)
1990年 「綱取・堀之内型注口土器」縄文時代1 75頁~104頁(単著) 
1988年 「東北地方における縄文時代中期末葉土器の変遷と後期土器の成立」沼津市博物館紀要12 69頁~112頁(単著)


国内学会発表・講座等(主なもの)
2022年4月11日 「座談会 人はなぜ海に出たのか」東京大学総合博物館,座談会,(海部陽介編『季刊考古学』161特集海洋進出の初現史 雄山閣:86-99に掲載)
2022年5月28日 「南関東における縄文時代後期から晩期にかけての黒曜石流通」日本考古学協会第88回総会研究発表セッション2,早稲田大学
2022年3月12日 「黒曜石研究が明らかにするハンター達の旅」『地底の森ミュージアム令和3年度考古学講座—遺跡を読み解く科学—』 仙台市地底の森ミュージアム
2022年1月10日 「縄文土器と動物型土製品の胎土分析からみた縄文社会」『令和3年度加曽利貝塚博物館特別講座』千葉市生涯学習センター
2021年9月25日 「市原市から出土した土器の胎土分析,黒曜石の産地分析」『市原市指定史跡「祇園原貝塚」講演&シンポジウム—最新科学が解明する縄文時代—』ライブ配信
2021年6月4日 「旧石器・縄文時代の人と海」『第66回明治大学博物館公開講座 先史・古代の海洋民を考える』ライブ配信
2021年5月15日 「文化財の保存活用と地域活動」『富士市文化財保存活用計画ワークショップ』富士市ロゼシアター
2020年2月11日 「狩りに生きた箱根・愛鷹の人々」富士・沼津・三島市博物館講座 三島市民生涯学習センター 
2019年10月9日  「縄文時代 黒曜石はどう動いたか?-神津島から長泉柏窪遺跡-」長泉図書館講座 長泉町民図書館 
2019年5月19日  「黒曜石標準資料の共有とEDXRFによる定量分析」『日本考古学協会第85回総会研究発表 セッション3「黒曜石と原産地をめぐる人類の行動研究の新局面」』駒沢大学 
2019年4月21日 「黒曜石はどこから来たか」静岡市登呂博物館企画展『石をつかった、土器をつくった』講演会 登呂博物館 
2018年12月8日 「海を渡る黒曜石-伊豆南東海岸における中継地の生成と航海」『明治大学黒耀石研究センターシンポジウム 資源環境と人類2018ナイフ・石鏃・磨製石斧-石材資源とその流通』明治大学リバティータワー 
2018年10 月27日 「草創期後葉黒曜石製尖頭器の製作と運用」 信州黒曜石文化研究会・明治大学「人-資源環境系研究プロジェクト」共同研究『信州から世界へ広がる黒曜石研究の最前線』 長野県立歴史館
2018年10月20日 「愛鷹山麓の石材環境と石材選択の変遷」 『日本考古学会2018年度静岡大会 研究発表 境界の考古学』 「分科会Ⅰ旧石器時代における愛鷹山麓の地域性-はざまを生み出すヒトの営み-』静岡大学
2018年9月29日 「東海地方における非神子柴的世界」 『神子柴遺跡発掘60周年記念シンポジウム2018 神子柴石器群その存在と影響』 伊那市創造館
2018年7月7日 「縄文人はどのようにして黒潮をわたったか? 神津島の黒曜石を求めて」 朝日カルチャーセンター新宿教室
2018年2月17日 「黒潮に挑む縄文人-神津島黒曜石を求める航海-」 平成29年度「静岡県富士山の日」歴史講演会 蒲原生涯学習交流館ホール 
2017 年12月16日 「神津島産黒曜石を求めた航海 旧石器と縄文」企画展『先史時代の輝き-旧石器・縄文時代の人と環境-』講演会 ふじのくに地球環境史ミュージアム
2017年6月24日  「人類史上最古の遠距離航海と土木工事 -神津島産黒曜石と陥穴猟-」静岡大学公開講座in沼津 『ふじのくにのホモサピエンス -3万5千年前の遺跡から現代人的行動を探る-』, プラザヴェルデ沼津 
2016年10月29日  「3万年前の航海徹底再現プロジェクトメンバーが語る 旧石器時代もう一つの大航海 神津島産黒曜石を求めて」SBS学苑特別講座, SBS学苑パルシェ校・SBS学苑浜松校
June 1st-3rd, 2016. Transporting Kozushima Island obsidian across the Pacific Ocean at the beginning of early Upper Paleolithic, Japan. International Obsidian Conference, Regional Aeolian Museum Luigi Bernabo Brea, Lipari, Italy.
2015年10月11日 「後期旧石器時代初頭における神津島産黒曜石の海上運搬」 『第69回(2015年)日本人類学会大会, シンポジウム2, 日本列島における後期旧石器時代研究の最前線』, 日本人類学会, 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 
2015年5月23日 「神津島産黒曜石と海峡往還」 セッション2「日本列島における現生人類(Homo sapiens)の出現研究の最前線」, 日本考古学協会第81回総会研究発表, 帝京大学
July 26th - August 2nd, 2015. Emigrations and cultural changes at the beginning of Early Jomon, after the Akahoya volcanic ashfall, Japan. XIX INQUA Congress, Quaternary perspectives on climate change, Natural hazards and civilization, oral[H31]Human behavioral variability in prehistoric Eurasia, Nagoya Congress Center
August 23rd 2013. Maritime transportation of obsidian across the Pacific during the early Upper Paleolithic Japan, Stories written in stone’International symposium on chart and other knappable materials (Session8: Methodological issues of obsidian and a new perspective of archaeological obsidian), AIC University of Iasi, Romania
2013年6月15日 「三次元測定装置を用いた石器表面のキズの抽出とその解釈」 日本旧石器学会第11 講演・研究発表シンポジウム, 東海大学湘南キャンパス
2011年10月16日 「縄文時代における黒曜石の利用と展開 -常総地域を中心とする黒曜石供給地の変遷-」 シンポジウムⅠ「石器時代における石材利用の地域相」, 日本考古学協会2011年度大会, 國學院大學栃木学園教育センター
2011年6月18日 「土器の越境的移動と胎土分析」『平成23年度茅野市尖石縄文考古館縄文ゼミナール①』
2010年1月24日 「黒曜石がむすぶ海と山」『宮坂英弌記念尖石縄文文化賞制定10周年記念尖石縄文考古館縄文ゼミナール⑦』
2009年11月15日 「産地推定にもとづく考古学的事象の解釈とその展開」『信州黒曜石フォーラム2009-黒曜石の研究はどこまで進んだか-』岡谷市生涯学習館
2008年8月3日 「黒曜石製石器製作の終焉と採掘活動-東海東部~関東南西部を中心として-」『第11回考古学研究会東海例会-東海地方における縄文時代後・晩期の諸相』静岡大学静岡キャンパス 
2008年5月25日  「茨城県ひたちなか市後野遺跡の研究-A地区出土黒耀石製剥片について-」『日本考古学協会第74回総会研究会』東海大学
2007年5月27日  「縄文的石器製作体系の解体-関東南部~東海東部を中心として-」『日本考古学協会第73回総会研究発表会』明治大学
2006年1月14日 「Co-presence and competition among local groups at the time of Akahoya volcanic ash fall」『World Archaeological Congress Inter- Congress:Osaka,2006 Coexistence in the past-Dialogues in the present 』大阪歴史博物館 
2004年12月12日 「黒曜石が明らかにする人の移動と交易-2万9千年前の環状のムラ、その成り立ちから-」『財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所設立20周年記念公開シンポジウム愛鷹山をかけめぐった旧石器人』三島市民文化会館
2004年9月 「Circulation of Obsidian and its Quarry Development in the Southeast Area of Pan-Central Highland」『International Workshop Meiji University Session,Obsidian and Its Use in Stone Age of East Asia 』明治大学黒耀石研究センター
2004年2月7日 「黒曜石の分布圏とその変動について」『第2回考古学研究会東海例会-東海地域の地域性を考える』静岡大学  
1999年5月23日  「土器容量の測定-汎用三次元CADを用いた測定法について-」『日本考古学協会第65回総会研究発表会』群馬大学
1995年5月21日  「駿豆地方縄文時代草創期の居住地について-葛原第Ⅳ遺跡の住居址と配石遺構から-」『日本考古学協会第61回総会研究発表会』東海大学
1994年5月15日 「愛鷹山麓AT以下黒曜石製石器の原産地-土手上遺跡環状ブロック群出土石器の原産地推定-」『日本考古学協会第60回総会研究発表会』東京学芸大学


蛍光X線分析法による黒曜石産地推定実績
静岡県 見高段間遺跡・田京山遺跡・大鹿窪遺跡・姫宮遺跡・星の糞遺跡・高見丘遺跡・北山遺跡・乾草峠遺跡・井出丸山遺跡ほか
神奈川県 平沢同明遺跡・田名向原遺跡・砂田台遺跡・中里遺跡・橋本遺跡・大和配水池遺跡・長竹遺跡・船久保遺跡ほか
東京都 下高洞遺跡・田原遺跡・大里東遺跡・島下遺跡・ケッケイ山遺跡・武蔵台遺跡・桐ヶ丘遺跡・田直遺跡・向ノ原遺跡・中里大泉遺跡・下野谷遺跡ほか
埼玉県 打越遺跡
群馬県 五目牛新田遺跡・岩宿遺跡
茨城県 宮前遺跡・前谷東遺跡・前谷西遺跡・後野遺跡
千葉県 並塚東遺跡・下ヶ戸遺跡・西広貝塚・祇園原貝塚・天神台遺跡・武士遺跡・泉遺跡・大松遺跡・駒形遺跡・小山台遺跡ほか
山梨県 菖蒲池遺跡・油田遺跡・横堀遺跡・花鳥山遺跡
長野県 治部坂遺跡・香坂山遺跡
新潟県 長者ヶ原遺跡・丸山遺跡
北海道 南川2遺跡・ピラガ丘遺跡・ウトロ遺跡・チャシコツ峠下B遺跡
以上、現在までに約25,000点の黒曜石製石器を産地推定した。