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諏訪間 順 SUWAMA Jun

諏訪間

小田原城天守閣館長・学芸員
明治大学黒耀石研究センター客員研究員

経歴

1960年1月 神奈川県生まれ
1982年3月 立正大学文学部史学科考古学専攻課程卒業
1982年より小田原市教育委員会文化財保護課に勤務
2009年1月 東京都立大学にて博士(史学)取得
2017年から現職。
専門は旧石器考古学と城郭考古学。相模野台地を中心に旧石器時代の編年と黒曜石などの石材利用の変動、後期旧石器時代開始期である立川ローム層X層段階石器群の研究などを進めている。小田原城をはじめとする小田原北条氏の城郭を考古学による遺構・遺物からその構造や変遷の解明を進めている。

研究業績

1.論文,研究ノート,その他
2023年 「大久保忠世・忠隣と小田原城」『シンポジウム徳川家康と小田原・江戸』pp 27-36 小田原城総合管理事務所
2022年 「箱根山の黒曜石と朝日・弁天山遺跡」『明治大学黒耀石研究センターニューズレター』17 p 3

「日本列島に到達した人類と最古の石器群」『月刊 考古学ジャーナル』777 pp 3-4
2021年 「氏康の館と永禄の火災」『小田原城天守閣特別展図録 北条氏康伝』pp 134-135 小田原城天守閣
2019年 『相模野台地の旧石器考古学』pp 1-295 新泉社 
「月見野遺跡群の発掘調査と旧石器時代研究のいま」『月見野遺跡発掘から50年』pp 37-45 神奈川県考古学会 
「見直される北条早雲こと伊勢宗瑞」『特別講演会 伊勢宗瑞~漫画家と歴史家が語る北条早雲』pp 1-4 北条早雲公顕彰五百年事業実行委員会 
2018年 「北条氏綱と小田原開府五百年」『特別講演会 小田原開府五百年のあゆみ』pp 9-23 小田原城天守閣 
「小田原開府五百年の歴史」『小田原開府五百年~北条氏綱から続くあゆみ~』pp 90-103 小田原城天守閣特別展図録 
2017年 「小田原北条氏の本城と支城」『小田原北条氏の絆~小田原城とその支城~』pp 86-89 小田原城天守閣 
「小田原城天守閣の耐震改修と展示リニューアル」『博物館研究』V0l.52No.7 pp20-24 公益財団法人 日本博物館協会 
2015年  『いにしえの小田原~遺跡から見た東西文化の交流~』pp 1-176 小田原城天守閣特別展図録 
2014年 諏訪間順他『よみがえる小田原城~史跡整備30年の歩み~』pp 1-110 小田原城天守閣特別展図録 
2013年 「相模野台地の石器群変遷と黒曜石利用の変動」『リバティアカデミーブックレット 黒曜石をめぐるヒトと資源利用 PART 2』pp 9-19 明治大学リバティアカデミー 

2012年
 
「相模野台地における黒曜石利用の時空的変遷」『日本旧石器学会第10回公演・研究発表シンポジウム予稿集 旧石器時代遺跡・立地・分布研究の新展開-『日本列島の旧石器時代遺跡』データベースの到達点と展望』pp55-58 日本旧石器学会 
「神奈川県の礫群の初源と様相」『石器文化研究』18号 pp 124-127  石器文化研究会 
『小田原城天守閣特別展 戦国最大の城郭 小田原城』pp 1-58 小田原城天守閣 
「神奈川県の礫群の初源と様相」第16回石器文化研究交流会 研究討論会「礫群の初源とその様相」 
2011年 「後期旧石器時代 相模野台地における黒曜石の利用と展開」『一般社団法人日本考古学協会2011年度栃木大会研究発表資料集 シンポジウムⅠ「石器時代における石材利用の地域相~黒曜石を中心として~」』pp 27-34 日本考古学協会2011年度栃木大会実行委員会(口頭発表)
2010年 「天城柏峠産黒曜石の流通」『公開シンポジウム 黒曜石が開く人類社会の交流Ⅱ』pp 31-45(口頭発表)
「後期旧石器時代初頭の石器群から見た最古の旧石器の諸問題」『シンポジウム 旧石器時代研究の諸問題-列島最古の旧石器を探る』pp 49-52(口頭発表)日本旧石器学会
諏訪間順・野口淳・島立桂「第2章 旧石器文化の編年と地域性 4.関東地方南部」『講座 日本の考古学 1 旧石器時代 上』pp 381-437 青木書店
「ナイフ形石器文化期のムラ②-最寒冷期における活発な礫群活動-」(中村喜代重と連名)「平成21年度考古学講座『かながわの旧石器時代のムラと住まいを探る』」pp 19-30 神奈川県考古学会
2007年 「後期旧石器最初期の石器群の評価」『日本考古学協会第73回総会研究発表 テーマセッション:日本旧石器時代文化のはじまりと特質 発表要旨』日本考古学協会
2006年 「旧石器時代の最古を考える-「Ⅹ層」研究の意義」『岩宿フォーラム2006/シンポジウム 岩宿時代はどこまで遡れるか-立川ローム層最下部の石器群 予稿集』pp 2-12 岩宿博物館・岩宿フォーラム実行委員会
「相模野台地における黒耀石利用の変遷」『黒耀石文化研究』4号 pp 151-160 明治大学博物館
2005年 関口昌和・諏訪間順「伊豆柏峠黒曜石原産地採集の石刃石核」『旧石器研究』1 pp 81-94  日本旧石器学会
2004年 Historical Changing of Obsidian Use in Sagamino Upland:An Overiew.  Obsidian Summit International Workshop, Meiji University Session: 
Obsidian and its Use in Stone Age of East Asia Proceeings, pp 15-23, Meiji University Center for Obsidian and Lithic Studies
2001年 「相模野旧石器編年の到達点」『相模野旧石器編年の到達点』pp 1-20 神奈川県考古学会
1997年 「相模野台地におけるAT降灰前後の石器石材について」『列島の考古学 渡辺誠先生還暦記念論集』渡辺誠先生還暦記念論集刊行会
1996年 「Ⅴ~Ⅳ下層段階の石器群の範囲—最終氷期寒冷期に適応した地域社会の成立—」『石器文化研究』5 pp 353-366  石器文化研究会
1991年 「AT降灰の石器文化に与えた影響」『立正史学』69 pp 41-64 立正大学史学会
1988年 「相模野台地における石器群の変遷について-層位的出土例の検討による石器群の段階的把握-」『神奈川考古』24 pp 1-30 神奈川考古同人会

2.研究出張
2012年8月25日~9月1日:ドイツ・オーストリア
 チュービンゲン大学のコナード博士を訪ね,南ドイツのガイセンクレステレ洞窟,フォーゲルヘルト洞窟,フォーレンシュタイン洞窟等の見学,ドイツ博物館,狩猟博物館等の展示見学,オーストリアの氷河地形等を見学した。小野昭センター長,センター員の堤隆,及川譲の4名が参加。
3.講演会,学習講座,ワークショップ,フォーラム等
2023年3月25日:講師,「大久保忠世・忠隣と小田原城」『シンポジウム徳川家康と小田原・江戸』,於:小田原三の丸ホール
2022年12月17日:講師,「領民とともにあった北条氏と小田原城」ロータリークラブ,於:鈴廣鈴の音ホール
2022年12月17日:講師,「家康の江戸を守る大久保忠世・忠隣の小田原城」お城EXPO2022特選プログラム 於:パシフィコ横浜
2022年10月16日:講師,「小田原城 ~小田原北条氏の構築した戦国最大の城郭~」『全国城巡り~第一弾 関東編「小田原合戦の攻防と北条方の城」』,於:大和市生涯学習センター
2022年7月6日:講師,「近世の小田原城と史跡整備」小田原ガイド協会養成講座,於:おだわら市民交流センターUMECO
2022年5月3日:講師,「戦国最大の城郭 小田原城の魅力」シンポジウム『戦国大名小田原北条氏の魅力を探る』,於:小田原三の丸ホール
2022年4月14日:講師,「いにしえの小田原~発掘で明らかにされた原始・古代~」小田原ガイド協会養成講座,於:おだわら市民交流センターUMECO,
2022年1月8日:講師,「小田原北条氏と小田原城~戦国時代,伊勢原を含む相模の様相~」,伊勢原郷土研究会歴史講演会,於:伊勢原市中央公民館
2021年12月18日:講師,「城から探る小田原合戦「土の城」小田原城と「石の城」石垣山城」」,お城EXPO2021特選プログラム,於:パシフィコ横浜,
2021年10月10日:講師,「北条氏が築城した難攻不滅の名城・小田原城の歴史と見どころ」オンライン講演「全国お城物語」NPO 法人 江戸城天守を再建する会
2021年7月17日:講師,「ヒトが住み始めた頃のかながわ」神奈川大学 オンライン講座
2021年5月27日:講師,「神奈川の名城 小田原城の魅力を徹底追及!」横須賀市民大学,於:横須賀市生涯学習センター
2019年6月15日:講師,「相模野台地の旧石器考古学」『フォーラム「相模野の旧石器」』於:相模原市旧石器ハテナ館
2019年1月20日:講師,「月見野遺跡群の発掘調査と旧石器時代研究のいま」『月見野遺跡発掘から50年』神奈川県考古学会度考古学講座 於:大和市文化創造拠点 シリウス