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黒耀石研究センター

【活動記録】 神津島黒曜石原産地の調査を実施しました。

2010年12月02日
明治大学

神津島砂糠崎の黒曜石露頭 (写真:島田和高)神津島砂糠崎の黒曜石露頭 (写真:島田和高)

黒曜石研究センターは,8月27日〜8月30日にかけて神津島黒曜石原産地と島内の先史時代遺跡の踏査を行いました。

センターからは,小野昭センター長,島田和高博物館学芸員(センター員),堤隆センター員(浅間縄文ミュージアム)が参加し,国立歴史民俗博物館から春成秀爾氏(同名誉教授),工藤雄一郎氏(同助教)が参加しました。

2度にわたる恩馳島(神津島沖合いに浮かぶ岩礁。黒曜石の産出地として著名)への上陸の企ては,熱帯低気圧の影響で波が荒く,果たすことが出来ませんでしたが,神津島に所在する長浜,砂糠崎,天上山の各産出地を踏査し,黒曜石の産出状況を観察しました。

また,神津島空港にほど近い丘陵で,黒曜石製の剥片を発見し,年代・時期は不明ですが新たな遺跡の所在についての手がかりを得ることが出来ました。