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COLS考古学フォーラム 講演会
『後期旧石器時代の新たな遺跡構造論』
日本列島の旧石器時代研究は1946(昭和21)年の岩宿遺跡の発見に始まり1970年代以降緊急調査事例の劇的な増加により進展を遂げる。特に関東ローム層の厚い堆積を持つ南関東地方は発掘調査事例の多さも相まって80年代以降石器群の相対的編年研究から石器群間の関係に言及する「遺跡構造論」へと展開してきた。
21世紀を迎え、放射性炭素年代の精緻化、古環境研究の進展などを受け、さらなる研究の進展が望まれる中、伊藤 健著『後期旧石器時代の新たな遺跡構造論 東京の遺跡を中心に』(新泉社)が上梓された。本講演会はその著者である伊藤 健氏の講演を中心とし、80年代より南関東地方の研究をリードしてきた諏訪間 順氏、堤 隆氏にもご登壇いただき近年の旧石器研究の課題について論じていただく。
◆日時:2025年4月20日(日)10:00~16:00
◆会場:明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント2F 4021教室
アクセス▶
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
◆プログラム
10:00~12:00 【問題提起】
諏訪間 順 『かながわの旧石器遺跡の石材と領域を考える』
堤 隆 【諏訪間氏へのコメント】相模野旧石器遺跡について
〈昼休憩〉
14:00~16:00 【主要講演】
伊藤 健 『後期旧石器時代の新たな遺跡構造論』
◆申込 不要、参加費 無料
◆主催:明治大学黒耀石研究センター