■ 第8回COLS考古学フォーラム
人はどのように海峡を横断したのか?-旧石器時代から縄文時代早期の津軽海峡を考えるー
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を契機として、津軽海峡を挟んだ文化的交流への関心が高まっている。しかし、その構成資産の多くは縄文前期以降に属し、それ以前の往来とその実態については未解明な部分が少なくない。しかし最近になって、旧石器時代(細石器段階) や縄文早期の黒曜石原産地推定や、縄文土器研究の進展にともない、その実態は着実に解明されつつある。本シンポジウムでは、まずこれら最新研究の成果を提示し課題を整理したい。
また、細石器段階には磨製石斧が存在せず、草創期~早期における丸木舟の出土例もほとんど確認されていないため、海峡横断に丸木舟以外の「舟」が用いられたことも考慮する必要がある。本フォーラムでは津軽海峡横断を達成したカヤッカーとアラスカ・ポイントホープで皮舟による鯨猟を続ける猟師の報告を通じて、海峡横断の技術的条件と方法についても検討する。
記
◆日時:
2026年10月31日(土) 10:20~17:00
◆会場:明治大学駿河台キャンパス
グローバルフロント2F 4021教室
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
◆プログラム
10:20~10:30 趣旨説明 諏訪間 順(明治大学黒耀石研究センター)
10:30~11:00 講演1「先史時代海峡横断序説」池谷信之(明治大学黒耀石研究センター)
11:00~12:00 講演2「津軽海峡をめぐるヒトと黒曜石の動き—細石刃石器群を中心に-」青木要祐(東北大学埋蔵文化財調査室)
昼食
13:00~14:00 講演3「土器型式・黒曜石・年代からみる縄文早期の海響館交渉」根岸 洋(東京大学大学院人文社会系研究科)
14:00~14:45 フィールドレポート1「シーカヤック日本一周・津軽海峡横断往復レポート」鈴木克章(浜名湖パドル代表・シーカヤック日本一周達成者)
14:45~15:00 <休憩>
15:00~15:45 フィールドレポート2「アラスカ・ポイントホープの皮舟と鯨漁」高沢進吾(ポイントホープ鯨組構成員・革舟職人)
15:45~16:00 <休憩>
16:00~16:50 意見交換「人はどのように海峡を横断したのか?」 進行: 大竹憲昭(明治大学黒耀石研究センター)・池谷信之
16:50~17:00 総括 堤 隆(明治大学黒耀石研究センター)
◆参加申込み グーグルフォームより申込 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfA8gLIqC69qCAG8T_mMl8GUHUWHZXsqoLolbqQoBFR-P3hTg/viewform?usp=header
*(10月20日まで、先着100名)
◆主催:明治大学黒耀石研究センター
◆共催:大竹憲昭代表 科研費基盤(C)「後期旧石器時代の成立とその出現前夜にかかわるフィールドアーケオロジー」
諏訪間順代表 科研費基盤(C)「高精度編年による旧石器時代史の構築」