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黒耀石研究センター

「ヒト‐資源環境系の歴史的変遷に基づく先史人類誌の構築」に関する研究集会が開催されました

2012年03月30日
明治大学

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 「ヒト‐資源環境系の歴史的変遷に基づく先史人類誌の構築」(研究代表者 小野昭)に関する2011年度の研究報告会が、下記の要領で開催されました。

 

島田 和高   長野県広原湿原における2011年度調査と今後の展望

公文 富士夫  長野県長和町,広原湿原の古環境分析概要 

早田 勉    広原湿原とその周辺におけるテフラ分析の進行状況と課題

工藤 雄一郎  広原湿原TR-1,TR-214C年代測定

千葉 崇    広原湿原における完新世の古環境変遷と乾燥・湿潤変動

佐瀬隆・細野衛 植物珪酸体の分析の現状—広原湿原と隣接陸域における—

隅田 祥光   明治大学黒耀石研究センター化学分析室の現状と目標

松島 章    金沢八景平潟湾における縄文時代中期以降の海面変化

杉原 重夫   「ヒト‐資源環境系の人類誌」資源環境基礎論における研究

        —火山地質・黒曜石分析の現状と進展—

長井雅史・金成太郎・弦巻賢介・柴田徹・杉原重夫

        白滝黒耀石原産地地域の地質調査報告

 

本研究(2011-2015)は、ヒトとそれを取り巻く資源環境を一つの系として理解し、その歴史的変遷を、考古学、火山地質、黒曜石産地分析、古気候復元、植物相、動物相、年代論の諸分野を架橋する学際的な取り組みをとおして追求し、その成果を人類誌〈アンントロポグラフィー〉として総合的に構築することを目的としております。本年度は、その第一年目にあたります。この研究報告会の成果を踏まえ、5月の日本地球惑星科学連合大会(幕張メッセ)、同じく5月の日本考古学協会総会(立正大学)のセッションで研究発表を予定しております。