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黒耀石研究センター

栗島義明センター員が第13回日本考古学協会賞 優秀論文賞を受賞しました

2023年08月03日
明治大学 研究・知財戦略機構

 栗島義明センター員らによる共同研究論文が、「第13回日本考古学協会賞」優秀論文賞を受賞しました。

日本考古学協会賞は考古学上の業績及び関連諸分野における考古学関係の業績を賞するもので、協会及び考古学研究の活性化、考古学の啓発と普及、人材の育成、社会貢献を目的として、2010年に創成された賞で、大賞、奨励賞、優秀論文賞、特別賞の4種があります。優秀論文賞は協会機関誌に発表された原著論文において独創的で将来性が認められた優れた業績に贈られる賞です。

今回優秀論文賞を受賞した論文は阿部芳郎(前センター長)、栗島義明(センター員)、米田 穣(元客員研究員)の共著「縄文土器の作り分けと使い分け-土器付着炭化物の安定同位体分析からみた後晩期土器の器種組成の意味-」(『日本考古学』53号2021年10月)です。従来の考古学的手法から注視されてきた縄文時代後期中葉における器種組成の多様化について、自然科学的な手法を用いた新たな分析法を導入することで当該課題に新地平を拓いた優れた論文と評価されました。