黒耀石研究センターでは、メンバーの研究成果の発表と情報交換を目的として、研究集会を開催しています。2023年度の研究集会は12月24日(日)に、リバティタワー1073号教室を会場として行われました。
当日は10名の口頭発表があり、8件の紙上発表も加わりました。内容は以下のとおりです。
13:00~ 13:15 〈開催挨拶と概要発表〉
石川日出志 石包丁の使用法と刃づけー研究史抄ー
【口頭発表】
13:15~13:35 平井義敏 下呂石の石質分類から見た原産地の産状と全岩化学組成
13:35~13:55 矢島國雄・大竹幸恵・池谷信之 オランダ、シーボルトコレクションの日本由来黒耀石(続報)
13:55~14:15 池谷信之 縄文時代中期から後期にかけての黒曜石流通の変化
14:15~14:35 鈴木美保 石器群の技術的多様性を考えるー技術モードの分析から—
14:35~14:55 諏訪間順 神奈川県西部の細石刃石器群の較正年代と黒曜石産地
休憩
15:10~15:30 中村由克 和田エリア、蓼科エリアにおける黒曜石晶子形態の特徴
15:30~15:50 佐々木由香 東京都下宅部遺跡における縄文土器付着炭化物の形態学的検討
15:50~16:10 遠藤英子 青銅器時代のユーラシアステップにおけるアワ・キビの拡散
16:10~16:30 堤 隆 イタリア・ヴェスヴィオ山噴火による火山災害遺跡の調査
16:30~16:55 質疑
17:00 〈閉 会〉
【紙上発表】
須藤隆司 冠遺跡の発掘調査
島田和高 中間スケールにおける中部高地黒耀石原産地の利用:アップデート2023
大竹憲昭 信州の人類文化の始まりを探る
栗島義明 土器収納された磨製石斧の石材
水沢教子 長野県朝日村熊久保遺跡出土土器の胎土について
能城修一 富山県南太閤山Ⅰ遺跡周辺における縄文時代前期の植物資源利用
谷畑美帆 被葬者(古人骨)から探る中世社会
藤山龍造 環バルト海地域における土器受容について—在外研究の経過報告を兼ねて—