第14回 日本学術振興会 育志賞を明治大学大学院修了生が受賞
2024年01月23日
明治大学 大学院事務室
育志賞を受賞した桐野巴瑠さん
このたび、桐野巴瑠さん(本学大学院農学研究科博士後期課程修了)が独立行政法人日本学術振興会の「第14回(令和5年度)日本学術振興会 育志賞」の受賞者として決定しました。
桐野さんは、自身の研究テーマ「線虫、宿主マツ、媒介カミキリムシの3者関係から紐解くマツ枯れのメカニズム」への取り組みが高く評価され、受賞に至りました。 第14回育志賞には18名の受賞者が決定し、授賞式は2月頃に明治記念館で挙行される予定です。
◆受賞者について
・受賞者氏名 : 桐野 巴瑠(きりの はる)
・所属等 : 明治大学大学院 農学研究科 農学専攻 2023年9月修了
・指導教員 : 新屋 良治(しんや りょうじ) 農学部准教授
・桐野さんのコメント
・桐野さんのコメント
この度は、輝かしい賞を頂戴し誠に光栄に思います。私は線虫という微小動物を扱う研究室に所属しております。受賞対象となった研究は、マツ枯れ(マツ類樹木に枯死を引き起こす感染症)の病原体であるマツノザイセンチュウに焦点を当てたものであり、特にその宿主および媒介昆虫との3者関係に注目しています。マツノザイセンチュウを取り巻く分子相互作用を理解することで、未だ猛威を振るうマツ枯れの防除に貢献するだけでなく、線虫のユニークな生き様を解明したいと考えています。
研究遂行にあたって、書き出してはキリがない程に、多くの方々にお世話になりました。先生方、共同研究者の方々、家族、友人、後輩、応援して下さった全ての皆様に感謝をお伝えしたいと思います。
私自身、先輩研究者等の楽しそうな背中に憧れて、勝手ながら鼓舞されて、ここまで研究を続けてきました。皆さんに追いつけるよう引き続き精進するとともに、今後とも楽しく研究を続けていくことで、後輩にとってモチベーションのひとつになれたら嬉しいです。
・指導教員(農学部 新屋先生)のコメント
桐野さんが栄誉ある育志賞を受賞し、その知らせに胸が躍りました。この喜びを指導教員として共有できること、心から嬉しく思います。受賞者本人の熱意と努力に心から敬意を表し、同時に大学や周りの先生方のサポート、そして共同研究者にも感謝申し上げます。桐野さんの受賞は、明治大学そして研究室全体の誇りです。今後も桐野さんに続く学生たちの育成に一層尽力し、彼らが自らの夢を追い求めるサポートを続けていきます。桐野さん、おめでとうございます!
・指導教員(農学部 新屋先生)のコメント
桐野さんが栄誉ある育志賞を受賞し、その知らせに胸が躍りました。この喜びを指導教員として共有できること、心から嬉しく思います。受賞者本人の熱意と努力に心から敬意を表し、同時に大学や周りの先生方のサポート、そして共同研究者にも感謝申し上げます。桐野さんの受賞は、明治大学そして研究室全体の誇りです。今後も桐野さんに続く学生たちの育成に一層尽力し、彼らが自らの夢を追い求めるサポートを続けていきます。桐野さん、おめでとうございます!
◆日本学術振興会 育志賞について
日本学術振興会育志賞は、将来、我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士後期課程学生を顕彰することで、その勉学及び研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的に平成22年度に創設されたものです。
・対象分野 : 人文学、社会科学および自然科学の全分野
・対象者 : 大学院における学業成績が優秀であり、豊かな人間性を備え、意欲的かつ主体的に勉学及び研究活動に取り組んでいる大学院生など。
・受賞等 : 授賞総数は毎年度16名程度とし、受賞者には賞状、賞牌及び副賞として学業奨励金110万円が贈呈されます。また、受賞者は、希望により翌年度から特別研究員等に採用されます。
この記事に関連するページ
- お問い合わせ先
-
大学院事務室(日本学術振興会業務担当)
〒101-8301
東京都千代田区神田駿河台1-1 グローバルフロント5階
TEL : 03-3296-4285
E-mail : gradjsps■mics.meiji.ac.jp(■を@に置き換えてください。)