Go Forward

2019年度の参加者からのメッセージ

A・Sさんの声(女子,参加当時2年生)

将来への向上心と自分の弱点の発見

Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
研修に参加してよかったと思うことは、日本にいるだけでは経験できない授業を受けることができたことです。日本との大きな違いは英語で法律を学ぶことができ、授業に積極的に参加できるということです。日本の法律の授業は、大人数で大きな教室で受けるため、疑問があっても授業中に質問することはなかなかできず、学生は聴いているだけの立場の方が多いですが、ハワイ大学で受けた授業はグループワークであったり、質問があったら先生にすぐ質問することが出来たり学生参加型の授業なので、法律を勉強することがもっと楽しくなりました。このような授業を英語で学ぶことができるので、語学の勉強にもなり一石二鳥のプログラムでした。また、日本にはない環境法や高齢者法などの法律も学ぶことができるので視野が広がりました。他大学の方と交流もできるので、いつもとは違う環境で授業を受けることができ、他大学の方と親しくなれてよかったです。
 
Q2 研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか? 
リスニング力がついたと思います。もともとリスニング力には苦手意識はなかったのですが、実際にハワイ大学に行って授業を受けてみると、初回の授業など先生の話のスピードについていけず理解できないことがありました。しかし、法律用語をまとめたプリントや法律の仕組みなどが書かれたプリントを事前のオリエンテーションで配られていたので単語を覚えたりして、すべてではないですが段々と授業が理解できるようになり、授業のスピードにもある程度はついていけるようになりました。以前よりリスニング力がついたと実感できました。また、普段の生活でもハワイでは少しは日本語が通じるとはいえ、通じない場面も多かったので、とっさに英語を話すことには慣れました。実際に現地にいって自分の英語は通じるかなと不安だったのですが、自分が思っていたより普通に会話することができて楽しかったです。英語のリスニングと会話力は成長したと思います。
 
Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
ハワイ大学での初回の授業であるアメリカ法の授業の最後に犯罪の事例について無罪か有罪か考える場面がありました。無罪ならば無罪と言える要素を、有罪ならば有罪といえる要素を7つ考えなければなりませんでした。日本では、このような要素を自分で考える場面はほとんどなかったため、ついていけず他大学の方の意見を聞いてうなずくことしかできませんでした。このときに、授業を聞いてテストのために対策するだけでなく、実際の事例などをみて何が無罪で何が有罪なのかなどを自分で考えることが大切だと思いました。また、後半の授業ではリスニングのスピードにやっとついていけるようになったとはいえ、まだまだわからない部分も多かったので単語力とリスニング力の向上が必要だと感じました。明治大学を卒業後、ハワイ大学で法律家を目指して勉強している先輩に会うことが出来ました。この先輩の姿をみて、海外で一人で何かに挑戦するのはとてもかっこいいと感じました。自分も語学力を向上させ、何かに挑戦したいと自分の将来を考えるきっかけになりました。
 
Q4.研修中の一番の思い出は何ですか?
先生が開催してくださったミニシンポジウムが印象に残っています。テーマは Women in law in Japanでした。愛知大学からの参加学生が日本での女性の労働環境などについて、グループ別に発表してくださいました。発表後、その発表者に質問したり、各々が意見を言い合ったりとディスカッションをしました。日本ではまだまだ女性が働く環境が整えられておらず、海外のように環境を整えるべきだという意見が多く出ていました。その中でも、驚いたのがハワイ大学の学生の方の意見です。その学生の方の友達には在学中に子供を出産し、また大学に戻って勉強しているという学生が2人いるのに、なぜ日本では子供を産んだら仕事を辞めてしまう人が多いのかという意見でした。海外では旦那さんや家族のサポートがしっかりしていて女性を支えているようです。また、学校や会社の制度も日本よりも女性を支える制度もしっかりしているようです。このように、海外と日本の女性の働き方に焦点を当てて意見を言い合う機会は今までなかったので、正直に意見をぶつけ合う環境に圧倒されました。ハワイ大学の学生も日本の学生も素直に自分の意見を言い合う姿が圧倒的に印象に残っているので思い出に残っています。また、私はなかなか積極的に意見を言うことができなかったので、そういう場所でも意見を言えるようになっていきたいと思いました。
 
Q5. 未来の参加者へのメッセージ
研修に行く前に、ある程度英語の法律用語を覚えていくことが重要だと思います。実際に現地に行くと日本で聞く英語のリスニングとはやはり全然違うので、はじめはついていくのに苦労すると思います。しかし、法律用語を少しでも覚えていれば理解できることも増えると思うので、英語の法律用語は勉強していくべきです。また、積極的に会話する力も必要だと思います。私は、なかなか積極的になれなかったのですが、他大学からの参加者の前で先生方に質問をする機会もとても多いので、そこで質問することができれば日本ではできない経験をすることができます。研修に行く前に、メンバー全員で食事会などを開いて仲良くなっておくことも重要だと思います。仲良くなっておけば、安心して研修に行くことができ、楽しく過ごせます!素晴らしいプログラムに参加できて貴重な体験ができたので、ぜひ研修に参加して濃い2週間を過ごしてください!

Y・Kさんの声(男子,参加当時2年生)

将来に向けて自分を見つめなおす時間

Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
この研修に参加してよかったと思う点は主に2つあります、1つ目はこの研修を通して自分はどういう仕事に就きたいのかというような将来設計を考えるきっかけになりました。理由としては、ハワイ大学のロースクールに通われている明治大学法学部のOGの方と話す機会や、フィールドトリップ等で実際に、会うことがあり、この研修を通して、様々な方々の話が聞くことができたからだと思います。2つ目は、英語や法律に関するモチベーションが上がったことです。大学1.2年生では、勉強というよりも自分が所属していたサークル等に没頭していて、法律や勉強に対するモチベーションが下がっていたので、何か新しい挑戦をしたいと思い申し込みました。実際にハワイ大学の授業を受ける中で、国際関係の問題を扱う授業に関心が行きました。実際に3年次に所属するゼミは国際法を扱うゼミであるので、ハワイ大学で学んだ内容などをもとに頑張っていきたいとも考えています。

Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
この研修に参加して、身についたと感じていることは、英語に対する考え方です。自分はこの研修に行く前までは英語は与えられた文章を読解できればいいとどこか底で思っていました。しかし、今回の研修では、考え方は変わりました。実際に授業を受ける際に聞き取れないことや英語で自分の考え方を伝えることができないことが多々あり、自分にはリスニングが足りないことに気づきました。そのため、今では英語の勉教の仕方を変えてリスニング力を鍛えるようにしています。また、授業内では、ある議題に対して1つの答えを導き出すというよりも多面的なアプローチを行っていくことが多く、色んな人達の考え方を客観的に聞いてその上で自分の考え方を導くと行った相対的に物事を見るような考え方を持つ力が身についたと思います。

Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
上記にも書きましたが、大学1.2年生では、勉強というよりも自分が所属していたサークル等に没頭していて、法律や勉強に対するモチベーションが下がっていたので、何か新しい挑戦をして、それらに対するモチベーションを上げるきっかけづくりをしたいと思いこの研修に申し込みました。この研修の中で法律に携わる仕事をしている方々に多く会いました。その人たちに共通していたのは、自分自身がどうありたいかというビジョンが見えている点だと感じました。自分はこれから就職活動を行う時期であるので、就職活動の前に自分がその仕事をする際にどういうことをビジョンとしていきたいのかということを短期的にだけではなく、長期的に見ることが必要であると気づくことができてよかったと思います。

Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
授業も勿論思い出の一つですが、一番の思い出は、同じ大学の人達で授業終わりに、ダイヤモンドヘッドの日の出を2回見に行ったことです。朝の4時半に同じ研修に行ったメンバーと暗い中、ホテルを出て寒い中登ったことが忘れられません。残念ながら、2日間とも雲が出てしまっていて、日の出を見ることができませんでしたが、頂上から見たオアフ島の景色はとても綺麗なものでした。また。ワイキキビーチや、ラニカイビーチ、カイルアビーチ、ハナウマ湾などにも行きました。特にワイキキビーチは滞在していたホテルからも近いため、そこで、夕食を日の入りを見ながら食べたり、授業後そこで、引率をしてくださっている水田先生と一緒にビーチバレーなどもしたことも思い出のうちの一つです。ハワイは、自然は美しく、ゆったりと過ごせる場所なので、研修に行く際には、ホテルにずっといるのではなく、そこでしか見られない景色などもあるので積極的に色々な場所行くことを勧めます。

Q5. 未来の参加者へのメッセージ
この研修は、他の留学のプログラムとは違い、英語で法律を学ぶことができる数少ないプログラムです。私は、2年生の春に行ったので、2年生の間に習った日本の法律の知識をアメリカ法やハワイ法と対比させながら、与えられた問題について考えることができたので非常に面白かったです。また、ハワイ大学の授業は、明治大学で一般的に受ける授業とは違い、ソクラテス式門答法で行う授業が多く、積極的に参加することが求められていたので、非常に面白かったです。また明治大学のみならず、他大学の人達と一緒に授業を受けるので、刺激的で、自分自身を見つめなす良いきっかけにもなりました。大学で何か1つ新しいことに挑戦してみたいという人や、新しい経験を何かしてみたいと感じている方は、是非応募してみて下さい。

A・Fさんの声(女子,参加当時1年生)

ハワイから見た日本人の私

Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
日本とハワイでの生活の違いや法学を学ぶ姿勢、司法制度の違いを身をもって実感することができた点です。日本では最近になって多くの店で利用が可能となってきたキャッシュレス決済も、ハワイでは当たり前であり、現金を持ち歩くことが当たり前の日本の治安の良さを感じました。また、ビニール袋の使用に対して厳しい制限がなされていたり、ウミガメの保護に地元住民が積極的に活動しているなどの環境に対する配慮は日本も見習うべきだと思いました。ハワイ大学のロースクールでは、生徒たちの意識の高さに驚きました。法学部に進んだ人全員が法曹の世界を目指しているとは限らない日本の大学に比べ、弁護士を目指しているから法学を学ぶのだという人が非常に多いことに、同じ大学生として恥ずかしいような気持になりました。このように日本との違いを実際に感じることで、自分の行動や生活を見直す良い機会となりました。私自身は、この研修後は法学の勉強により力を注ぎたいと思っています。

Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
この研修を経て、私は自分を客観視する力がついたと思います。自分たち日本人が文化的、また今回のような場合においては法学分野においてどのように思われているのか知ることができました。先にも述べたように、日本人の環境に対する配慮や、法学を学ぶ姿勢の違いを知ることは、自分を客観視するいい機会であり、自分がこれからどう変わりたいか考えるきっかけとなりました。また、二週間、初対面に近い人たちと生活を共にしたことで、改めて団体行動の難しさを実感し、自分の短所を見つめるいい機会となったと思います。ハワイといえども、治安の面では日本の何倍も気に掛けなければならず、常に誰かと行動を共にすることが求められる中では、「初対面」ということが大きなネックとなりました。私の場合、二週間同室になった子とは生活リズム・習慣が大きく違い、自分が思った以上に仲良くなることができませんでした。自らできるだけ認識のすり合わせをしようと歩み寄りましたが、うまくいかなかったことを踏まえると、私の物言いや伝え方に問題があったのかもしれないと反省しています。

Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
上記でも述べたように、私はこの研修後、法学の勉学により一層励みたいと思い頑張ることができています。それに加え、今回、日本からハワイに拠点を移して活躍されている弁護士の方に話を伺ったことで、海外で働くことに非常に興味を持ちました。もともと海外居住経験がある方だけでなく、語学留学からスタートしたような方も多く、英語力に自信のない私でも頑張れる、頑張りたいという希望を持つことができました。また、実力主義で評価されるハワイでは、女性の裁判官や弁護士が多く活躍していたり、LGBTに対しても肩身の狭い思いをしなくても活躍できる取り組みがなされていたりしました。海外で仕事をすることは、国際化に対応するだけでなく、日本ではまだ切り開くことが難しい女性のキャリアにも挑戦できるということに気が付きました。実際に将来海外勤務などの道に進まなかったとしても、自分の活躍の場や仕事相手に少しでも国際的な部分に目が向けられるのではないかと思っています。

Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
ハワイ州最高裁判所判事であるサブリナ・シズエ・マッケンナ判事の話を伺ったことです。彼女は自分自身が女性であり、そしてLGBTであることによってどういった苦労があったのか、それらが改善に至ったハワイの法律や制度を紹介してくださいました。日本の法制度にも着目し、これから日本の法制度はどうあるべきかについても意見を聞くことができ、非常に有意義な時間でした。話の後は、州最高裁判所の見学もさせていただき、判事の椅子に座らせていただくなど貴重な経験ばかりで、一番印象深い出来事でした。
もちろんダイヤモンドヘッドの頂上からの景色やラニカイビーチなどハワイで見た美しい景色、そしてハワイでしか食べられない味は、忘れられない思い出となっています。真珠湾を見学しに行く機会もあり、アメリカの視点から第二次世界大戦などを学ぶことができたのもハワイならではの体験でした。

Q5. 未来の参加者へのメッセージ
英語が苦手、海外への渡航も初めて、両親ももちろん日本人といった、海外研修に不向きともいえる私でも楽しく学ぶことができました。最初はどうなるのだろうかと不安でしたが、「慣れ」というものは非常に重要で、二週間のうちにとにかく自分の英語で伝えようとする癖がつけば、案外何とかなるものです。学校の名前を背負うような形での研修なので、融通の利く個人の海外旅行よりも自分自身で頑張ってみようという力がつきます。何より日本では見たことのない景色や食事、文化に感銘を受け、自分の知る世界が狭かったことに驚くのではないでしょうか。英語に自信がない、海外行ったことがないといった海外研修に抵抗がある人こそ、自分のまだ知らない世界に足を踏み入れる機会としてこの研修にぜひ行ってみてください。自分の未来をさらに広げるチャンスをぜひ逃さないでください。 

S・Iさんの声(男子,参加当時1年生)

ハワイ研修で積んだ経験は宝物

Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
この研修ではアメリカ法、日本とアメリカの比較法、国際刑事法を学ぶことができます。ここで一つに英米法を英語で学ぶことができたことが良かったと思います。言語によって表現の仕方というのは異なっているため、日本語で勉強するのとは違った考え方が伝わってきます。二つ目に海外のスタイルでの授業を経験できたことです。そのスタイルとは、端的に言えば生徒が授業に参加するという感じです。教授は時折生徒に疑問を投げかけたり、意見することを求めます。またその内容からも日本と比べて、基礎的な知識は皆知っていることが前提とされているような気がしました。このことに刺激を受け、私の授業を受ける、勉強をする時の姿勢は改めさせられました。さらに研修内で設けられているフィールドトリップでは、裁判所や州知事の部屋、議事堂などを見学でき、検事や裁判官の方のお話を聞くことができます。いずれも普通では経験することができず、本当に貴重な機会をいただきました。

Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
ニ週間という時間は長いようで一瞬で終わってしまいます。この間集団行動をすることが多くあり、自分がしたいことをしっかり主張できないと、そのことができずあっという間に研修が終わってしまいます。その限られた時間の中でこの経験をいかに自分にとって身のあるものにするかを考える、また行動に移すことを学びました。また研修中の行動は全て自分たちで決めます。そのため行動の一つ一つに自分自身が責任を負うことになり、自分でやりたいことを決めなければなりません。ハワイといえどアメリカであり、スリなどの危険も潜んでいることもあり、責任を持って行動を選択する力や、集団で行動する中で自分と他人でしたいことが異なったときに自分がしたいことができるような打開策を考える力がつきました。

Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
上でも述べたように海外の、日本と違うスタイル授業を受けたことで、私は自分の意見を言うことの大事さに気づきました。私は大学に入って以降、自分で意見したり議論する場が減ったと感じていて、そのことに対して今は知識を詰める段階だから当然のことだと流していました。しかし研修中の授業では発言を求められた生徒は、一年生であっても、自分が一年間で学んだ知識や他分野の知識、日常生活で感じることなどを活かして答えていました。そこで私は法律が私たちの生活に密接に関連していることに気付いて、先程述べたようなものを法律の議論に持ち込んで話し合うこともできるだろうと思いました。そして議論をしたり、判例から考えたりすることで法律の考え方を学び、知識を詰め込むだけの学び方を改めようと思いました。

Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
私自身ハワイに行ったことがなかったのも含めて、私にとってハワイは異国情緒漂う素敵な場所に感じられ、何をするにも特別なことに感じました。その中でも私が最もハワイを感じることができたと思うものを二つ挙げます。一つ目は朝五時にホテルを発ちダイヤモンドヘッドに日の出を見に行ったことです。麓ではハワイの満天の星空が見られ、登るにつれてワイキキの綺麗な夜景が見られました。残念ながら雲に隠れて日の出は見ることができませんでしたが、徐々に明るくなっていくワイキキを頂上から眺めるのは壮観でした。もう一つはトロリーバスに乗ったことです。以前から二階建てのバスの二階に乗って見たいと思っていた私は、二階部分に乗って風を浴びながら、ワイキキをぐるっと回りました。夜と昼に一回ずつ乗ったのですが、どちらのハワイの顔もとても良いもので、心躍りました。

Q5. 未来の参加者へのメッセージ
まず参加を決めている方々に向けて、先ほども述べましたがニ週間という期間はとても短いです。現地のことを知らないと何をすればいいか、どこへ行くべきか知らないと他人に頼りがちになってしまいます。とても貴重な時間を最高に充実させるために、事前に下調べしておくことがとても大事だと思いました。きちんと自分がしたいと思ってした事と友達について行ってした事とでは感動の度合いも心への残り方も全然違います。そして参加を悩んでいる方々へ、この研修はとても楽しいです。何か懸念するものがあって踏ん切りがつかないかも知れませんが、現地では悩んでいる暇などありません。それほど毎日がとても充実していてとてもきらびやかなものでした。皆さんにとっても確実に一生の思い出、そして宝のような経験となるでしょう。このメッセージが皆さんの決断を後押しできたら幸いに思います。

M・Iさんの声(女子,参加当時1年生)

留学はかけがえのない人生の財産

Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
アメリカ法、ハワイ法のなかには日本に取り入れるべき法律もあった。このように、日本以外の法律を学ぶことで日本との法律の比較ができて面白かった。大学の教授の授業はどれも楽しかった。特に、印象に残ったフィールドトリップは最高裁や州裁の判事の方々の貴重なお話を聞くことができ、とても刺激を受けた。

Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
現地の人とコミュニケーションをとる機会が多く、英語をたくさん使えたため、英語への苦手意識が克服で話す力がついた。また、元々消極的な性格だったが、自分からすすんで相手に話しかけたり、積極的に行動する力もついた。

Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
法学への関心が深まった。今までは日本の法律しか知識がなかったが、アメリカ法を学ぶことで他国の法律をより詳しく知りたいと思うようになった。また参加前も法律に携わる仕事をしたいと考えていたが、その気持ちがより一層強くなった。

Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
ハワイ大学の多くの授業を実際に受けられたこと、ハワイ大学の学生たちと交流ができたこと。環境や授業の仕方など日本の大学とは異なる部分がたくさんあり、とても興味深く、楽しい毎日だった。

Q5. 未来の参加者へのメッセージ
留学をしたいけれど不安を感じていたり、一歩を踏み出すことができない人が多いと思います。私もその一人でした。しかし、自分を変えたいという強い気持ちがあったため留学を決意しました。実際に留学を経験して、英語を話す力はもちろん、積極的に行動する力、文化の違いを受け入れ多様な価値観を知る力など身につけることができました。留学は自分自身を変えることができ、視野を広げられます。迷っているならば、後悔する前に是非経験してほしいです。

H・Mさんの声(女子,参加当時1年生)

未来のハワイ研修

Q1.研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
ただの観光ではいけない、裁判所に行ったり第一線で活躍する女性弁護士や検察官に会ったり、ハワイの州知事が大きい規模の会見で使用する部屋を見学できたりと法学部生にとっては嬉しい経験が沢山できた。毎日の授業でも、興味深い内容の講義に触れることができ、特に交渉術の授業やマジックを用いて法律にアプローチする授業がとても興味深かった。日本とアメリカの法制度の違いも概要だけだが触れることができ、日本に帰ってからアメリカ法の利点を日本法に輸入する、という課題のレポートを書くことによって、授業でのプロフェッショナルな先生の話のメモやレジュメを通して思い出しながら問題点を自分の中で噛み砕きながら諸国の法制度の問題点を考えることができた。また、文化面に関しても今までは漠然と南国のリゾート地、癒しの地としか思っていなかったが、実際に2週間も過ごすと物価の高さだったり治安の悪さだったりとハワイの闇の部分も見え、改めて日本の衛生面の充実だったり治安の良さを感じるきっかけになった。

Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
異国の地で、授業の一環で裁判所へ行ったり、オフの日に計画を立てて目的地へ行くためにバスのルートや安全面などを考慮して道を選んだり下調べしたり、という行動は日常にも通ずる所はあり計画遂行能力がアップしたように思う。更に、ハワイのホテルで終日まったりしていたという日は一日もなく、毎日常にハワイの食やアクティビティなどの文化的な面に関心を向け、積極的に栄養を摂取できたのが自分の中ではかなり評価すべき点だと思う。また、慣れない集団行動で輪を乱す人が数名いるなかでも自分は協調性をもって接することができたので、大人の対応ができたと思う。更に授業で学んだ法の中に女性のキャリア進出についての授業があり、先方や生徒のプレゼンを聞くことで日米間での女性の社会進出面に関して大きな隔たりがあると感じた。これらの授業を受けたことによってその内容の新聞やニュース記事などに関心を持つことが前より増えた。より多角的な面から物事を見ることの大切さを感じた。

Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
研修前までは日本で法学部を出たら法律家になる為のルートや一般企業、公務員に進む選択肢しかないと思っていたが、研修後その考えがガラリと変わった。現にハワイ大の法学部の大学院に明治大学の卒業生もおり、日本で大学を卒業した後、ハワイに留学し大学院で法律を学び、アメリカで弁護士や法律家になる選択肢もあるのだとわかり、自分自身の将来の幅が広がったように思った。また、アメリカのロースクールの生徒は日本よりも閉塞感がないというか、活力があり和気藹々とした雰囲気が漂っていた。引率の先生の中にはペラペラな英語を即座にわかりやすく通訳できる方がおり、仮に留学するにしてもしないにしても、国際的な面から法律にアプローチし学ぼうとする時は、英語の学習は必須であると感じた。

Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
個人的にはハワイにある世界最大級のウォーターパーク、ウエットアンドワイルドのウォータースライダーで思いっきりはしゃいだのが一番楽しかった。14年ほど前にハワイ旅行に家族で行った時に行った場所だったので、是非行きたいと思っていた、思い出深い場所だ。高さ6m以上、傾斜60度のシャカというスライダーがスリル満点で、胃がふわっと浮かぶ浮遊感が好きな人には堪らないアトラクションだった。人工にしてはとてつもなく荒々しい高波や、螺旋状の世界スケールの滑り台が多くあり、童心に帰ることができた。また、ハワイならではの体験ということで、高度4300mから決死のスカイダイビングを行ったことも良い思い出だ。日本よりも高度が上で安く絶景のパノラマを見ることができるのでオススメだ。他の体験者が言うように人生観が変わるというような心理的な劇的な変化はなく、むしろ空中での圧力で脚がめちゃくちゃ痛かったり帰還後フラフラしたり、想像以上に密着するなどハッピーなことばかりではなかったが、色々な場で人に話せるし、何事も経験だと思うのでこれからもチャレンジ精神で様々なことに飛び込んでいきたい。

Q5. 未来の参加者へのメッセージ
ハワイの文化や歴史、日本との法制度の違いに少しでも関心がある人はぜひ応募してほしいと思う。ただ、ハワイはアメリカの一部であり銃社会なのでどうしても普段とは違い慣れない集団生活を強いられることになる。その中では自分の意見を押し通そうとする傲慢さは捨てて謙虚に楽しい集団生活を過ごして欲しいと思う。ハワイの海、食、アクティビティ等、興味のあることはとことんやって、ハワイならではの体験を沢山して最高の16日間を過ごしてほしい。事故や怪我に遭わず無事に帰ってこられることを祈っています。