学生記者が行く!Mスタインタビュー2015(株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井太さん)
株式会社スノーピーク
代表取締役社長
1982年商学部卒業
<プロフィール>
都内にある外資系商社に勤務ののち、1986年に故郷の新潟県三条市に戻り、父が創業したヤマコウ(現スノーピーク)に入社。アウトドアをライフスタイルととらえ、オートキャンプを中心としたアウトドアメーカーとして再構築。
1996年に社長就任。日本のほか、アメリカ、ドイツ、韓国にも拠点を構える。
http://www.snowpeak.co.jp/
商学部2年
小林 翼さん
——現在のお仕事をしようと思ったきっかけを教えてください。
高校までは新潟県で暮らしていて、大学で東京に出てきました。
大学を卒業して4年半サラリーマンをしていましたので、大学時代とサラリーマン時代で8年半東京にいました。
高校まで自然豊かな所で育っていたので、東京にきて自然から切り離された生活を送った結果、自然に対する枯渇感が出てきた。
ちょうどそのころ80年代中盤に、四駆の新車登録台数比が10%まで増えました。車のトレンドというものが、時代の空気を反映するものだと思っているので、それを素直に考えて道具をクルマにのせて移動するオートキャンプを考えつき、父の会社に転職し、今の事業を起こしました。
——自分も埼玉県秩父市出身で自然が多い中で育ってきました。東京は見渡す限りビルディングに囲まれていて…、そういう生活を送っていると自然に憧れるってことは僕自身もありますね。
——現在のお仕事を成功させるまでに挫折や苦しい経験をされましたか?
基本的に自分が好きな仕事をしているので、挫折や苦しいことはあるんでしょうけど、あまり感じたことはないですね。
——本社がある、新潟県三条市はどのような場所ですか?
製造業が盛んで、2000社ほどの工場があり、優れた製造技術が点在しています。例えば、デザイナーがモノを作ろうとしたら、自分で製造設備を持っていなくてもモノができてしまう、夢が形になるような場所です。