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明治大学広報
第592号(2008年2月1日発行)
1.地球市民講座
「現代フランス研究─変貌するフランスの若者」
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コーディネーター:川竹英克(経営)、小川,ジュヌヴィエヴ F.(商)
取材日:1月11日(金)
テーマ:日仏学生討論会
ゲスト講師:グレゴリーさん(文学部・18歳)※、ジェロームさん(理工学部・25歳)※、ルノーさん(27歳)
※交換留学生


 「子供の頃、柔道と空手を習っていて」「高校時代にオヅやクロサワなど日本の60年代の映画を見て」「西洋文化との違いを感じて小さい頃から興味があった」…「日本に興味を持ったきっかけは?」という質問に対する回答だ。

 この日、教室では3人のフランス人青年を招いての日仏学生討論会が開かれていた。サルコジ大統領について、家族・結婚観、ライフスタイルなど学生から寄せられる問いに対する答えは三者三様。唯一答えが一致したのが「日本人の『タテマエ』は難しい」。これにはフランス生まれの小川教授も「私も『今度うちに遊びに来てね!』という言葉を信じて、30年間待ち続けています」と深く共感、満員の教室がどっと沸いた。「第二外国語でフランス語を履修してフランス文化に興味を持った」という男子学生(法3)は「若者がファッションにそれほど興味がなかったり、ブランド品は高価で持てなかったりと、自分が思い描いていた『フランス人』のイメージと現実は違っていた。直接フランスについて聴くことができていい機会だった」と語る。

 この講座は、義務教育、就職・失業、五月革命、家族とカップル、マイノリティ、スポーツとポップカルチャーなど、フランスを取り巻くさまざまな事象を切り口に「フランスの若者」に迫るもの。在日仏大使館の後援も受けている。

 小川教授は「『フランス人はこんなイメージ』と、人間誰しも偏見や固定観念はあるもの。この講座によって、より深く正しくフランスを理解してほしい。商学部で行った仏文化の講義が好評だったので、全学部の学生に聞かせたかった。今後は学生の意見を聞いて、『文化』『歴史』『フランスが抱える問題』などテーマを絞ってやってみたい。ひとつのテーマを深く掘り下げることができるのがこの講座の魅力」と話す。

 同じくコーディネーターをつとめた川竹教授は「学部では語学を担当しているが、奥深い研究テーマを持つ教員は意外に多い」と、教員の持つ潜在的な知的資産を有効活用する場としての共通講座の意義を指摘。「講座に対して先生方も協力的。4月から国際日本学部がスタートするので、新たに幅が広がるのでは」と期待を寄せた。




2.技術戦略とビジネス講座
「青年社長養成講座2」

3.現代メディア講座
時事通信社寄附講座「時代をつかむ−時事通信記者が語る報道」

4.キャリアデザイン講座
「図書館活用法」

5.歴史・哲学講座
「日本近代史と明治大学2」

インタビュー
「さまざまな波及効果に期待」 二部教務部長 吉田 悦志


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「フランスには居酒屋もないので、飲み会も誰かの家で開きます。」
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