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明治大学広報
第592号(2008年2月1日発行)
2.技術戦略とビジネス講座
「青年社長養成講座2」
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コーディネーター:藤江昌嗣(経営)
取材日:1月10日(木)
テーマ:プレゼンテーション
ゲスト講師:平本和博(株式会社ケーアンドアソシエイツ代表・プロデューサー)
 

 この講座は、自ら独立・起業を考えている、あるいは事業継承者の学生を主な対象としている。各講義を通じて、事業家としての企業家精神・使命、リーダーの条件を学ぶ。内容は経営者としての心構えに始まり、決算書の読み方と企業診断、マーケティング、経営危機の体験談など多岐にわたる。講師は現役経営者を含む第一線で活躍する実務者たちだ。

 取材当日のテーマはプレゼンテーション。講師は企業の広報活動支援などを手掛ける平本氏。「プレゼンは飾らず、自分の言葉で熱意を持って伝えることが大切」「『発想力と展開力と構成力と表現力=分かりやすさ』の4つを心掛けましょう」とキーポイントを指摘する。

 プレゼンをする学生は、他の学生の前で自分の考えを口頭で発表する。資料もパワーポイントもない、シンプルなスタイルだ。「一時期はパワーポイントを駆使したプレゼンが流行したが、最近は原点に戻りつつある」と平本氏。

 プレゼンを行った文学部3年の男子学生は「日本史専攻なので」と前置きし、武田信玄を題材に、経営者の資質について持論を展開した。この日は4人が発表。所属学部は商1人、文1人、情コミ2人。藤江教授は「商や政経、経営などの学生はビジネスの最前線に触れる機会も多いが、文学部や情コミなどはなかなかそうもいかない。彼らもいずれは社会に出る。いい機会になると思う」と話す。

 明大出身の経営者にも講師として多数登場してもらった。「人材に富む明治だからこそ実現できたプログラム」と藤江教授は語る。平本氏は「この講座を通じて『社会に出れば、君たちの能力は開花できる、道はいくらでも切り開ける』ということを学生に伝え、社会に希望を持ってもらいたい」と語る。

 学生たちも 「印象に残ったことは『自分の生きてきた道を否定せずに自信を持ってそれを糧にしてほしい』と講師の方がお話されていたこと」(情コミ4年・女子)、「経営者の方の話はリアリティがあり、将来起業するための参考になった」(経営3・男子)と、確かな手ごたえを感じていたようだ。



1.地球市民講座
「現代フランス研究−変貌するフランスの若者」

2.技術戦略とビジネス講座
「青年社長養成講座2」

3.現代メディア講座
時事通信社寄附講座「時代をつかむ−時事通信記者が語る報道」

4.キャリアデザイン講座
「図書館活用法」

5.歴史・哲学講座
「日本近代史と明治大学2」

インタビュー
「さまざまな波及効果に期待」 二部教務部長 吉田 悦志


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「プレゼンは飾らず、自分の言葉で」と平本氏
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