コーディネーター:広沢絵里子(商) 取材日:12月12日(水)3限 テーマ:インターネット情報の探し方《実習》 担当講師:小野聡、仲山加奈子(ともに図書館事務室) この日の講義は「インターネット情報の探し方」。和泉メディア棟で、パソコンを使用しての授業だ。 学生たちは、それぞれ練習問題に取り組んでいた。「(A)日清チキンラーメンのわさび茶漬け味が発売されたことがある(B)幽霊探知機能付USBメモリーが2005年に販売されたことがある(C)慶應義塾大学はリーダー不要の新しい自動認識技術の開発に成功した」という情報の真偽をインターネットを用いて調べよ、というもの。 近年インターネットの普及にともない、そこで得た情報をコピー&ペースト(引用)しただけの論文作成など、インターネットの活用方法の問題が各種メディアで報じられている。そんなインターネットも正しく活用することで、学術研究に役立ててほしいというのが今日のねらい。授業では、検索サイトの有効活用法、インターネット情報の特性、インターネットと図書館を適正に使い分け活用するコツなどを講義した。ちなみに冒頭の練習問題の正解は、A=本当、B=本当、C=ウソ。 「できれば複数の情報を参照して、信頼性を確かめて」「インターネットの情報は、いつまでも見られるものとは限らない。文献として利用するならば印刷して日付を入れて」など、講師を務める図書館職員が注意点を挙げる。 「Cの問題で騙されました!」と苦笑いする学生(経営1・男子)は「普段インターネットを使い慣れているつもりでしたが、信用できないこともあるんですね。今後は気をつけます」。本講座については「これからの大学生活に役立ちそう」と笑顔を見せた。 本講座は情報・資料検索技術の実践的学習を土台に、集めた情報・知識をレポート・論文の作成に活かす基本的技法を学ぶもので、「図書情報の探し方」「インターネット講習」「図書館と著作権法」「レポート・論文の書き方」などを、座学と実習を織り交ぜ体系的に学習していく。教員と図書館職員が協力して講義を受け持つのも特徴だ。「図書館は、学生の皆さんが思う以上に豊富な資料を所蔵しています。ぜひ自分の勉強の基地として役立ててほしい」とコーディネーターの広沢教授は語る。 また、本講座はこれまでの講義の配布資料やレジュメ、学生アンケートなど、豊富な資料を図書館ホームページ(http://www.lib.meiji.ac.jp/openlib/course/course.html)で公表している。 1.地球市民講座 「現代フランス研究−変貌するフランスの若者」 2.技術戦略とビジネス講座 「青年社長養成講座2」 3.現代メディア講座 時事通信社寄附講座「時代をつかむ−時事通信記者が語る報道」 5.歴史・哲学講座 「日本近代史と明治大学2」 インタビュー 「さまざまな波及効果に期待」 二部教務部長 吉田 悦志 特集・授業参観「学部間総合共通講座」TOP 前のページに戻る