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明治大学広報
第592号(2008年2月1日発行)
インタビュー
「さまざまな波及効果に期待」
二部教務部長 吉田 悦志
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 「大学の教育は『教室の現場が発信源』」と謳い、これまで学部間共通講座座長として講座の充実に努めてきた二部教務部長の吉田悦志政治経済学部教授(本紙編集委員)に話を聞いた。

─学部間共通総合講座の「教室」の雰囲気はいかがですか?

吉田 「学部の壁を越えたい」という教員の熱意と学生の潜在的ニーズが一致して、学部間共通総合講座が生まれた。学部を越えて学生に講義ができる喜びが、教員の活気となり意欲的な講義につながっているし、学生の目も輝いている。

─学部間共通総合講座の特徴を教えてください。

吉田 まず強調したいのは、学部間共通総合講座を母体として、さまざまな波及効果が生まれていること。代表的な例が、教室から舞台へと波及した「明治大学文化プロジェクト」。『シェイクスピア劇の現代的魅力』を受講する学生が「実際に演じてみたい」と言ったことがきっかけとなったこのプロジェクトの公演も昨秋で4回目を数えた。教員と学生との間で講座が自発的に発展していくのもこの講座の一つの特徴。

─文部科学省の大学教育改革支援プログラムに発展した講座もありました。

吉田 『図書館活用法』を含む図書館の取り組みは、2007年度の「特色ある大学教育支援プログラム」に採択された(本紙587号既報)。また、この講座は教員と職員が職の壁を越えて共同で授業をするという点においても意義深い。これは人的交流への波及効果。

─一方で『地域連携支援学』は大学教育改革支援プログラムに採択された取組から生まれた講座ですね。

吉田 この講座は大学教育改革支援プログラムに採択された商学部の取組「広域連携支援プログラム─千代田区=首都圏ECM─」の成果を商学部の学生だけでなく、他学部の学生にも還元したいという目的で設けられた。そういう意味では「内から外、外から内」という双方向で講座が発展しているといえる。

─さまざまなゲスト講師が教壇に立つのもこの講座の特徴です。

吉田 企業からの寄附講座も次々と増えて、第一線の現場で活躍している人がホットな講義をしてくれている。学生からの評判も大変良い。地方自治体からも講師が来ている講座もあり、産官学連携の場にもなっている。今後も学部間共通総合講座の体系を定期的に見直し、学生のニーズに応える講座が展開されることを期待している。



1.地球市民講座
「現代フランス研究−変貌するフランスの若者」

2.技術戦略とビジネス講座
「青年社長養成講座2」

3.現代メディア講座
時事通信社寄附講座「時代をつかむ−時事通信記者が語る報道」

4.キャリアデザイン講座
「図書館活用法」

5.歴史・哲学講座
「日本近代史と明治大学2」



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