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本学名誉博士 B.N.キャンベル元米国上院議員 旭日中綬章を受賞

1996年11月、明治大学からの名誉博士学位贈呈に謝辞を述べるキャンベル米国上院議員(当時)

政府は2011年春の外国人叙勲受章者59人を発表し、明治大学名誉博士で元・アメリカ合衆国連邦議会上院 議員、元・北カリフォルニア柔道連盟会長のベン・ナイトホース・キャンベル(Ben Nighthorse Campbell)氏が、在外受賞者として旭日中綬章を受賞した。

キャンベル氏の受賞は、日本・アメリカ合衆国間の友好親善および相互理解の促進に寄与した功労に対するもの。

2011年春の叙勲等は東日本大震災の影響により決定が延期されていたが、6月中旬の閣議決定を経て、4月29日付けで発令された。

キャンベル氏は現在、コロラド州イグナシオ市在住の78歳。同氏は1960年から4年間、明治大学体育会柔道部(師範:姿節雄九段)で柔道を学び、1964年にはアメリカ合衆国初の柔道チーム主将として東京オリンピックに出場した。

帰国後も、本学で修得した柔道を通して日本文化の普及に貢献するかたわら、自らの誇りとするインディアン・ジュエリーを事業化し、大きな成功を収めた。

1982年にはコロラド州議会議員に当選。その後の連邦下院議員,連邦上院議員と22年間にわたる政界活動では、ネイティブ・アメリカン初の上院議員と して、その地位および生活向上に尽力するとともに、明治大学を愛する日本文化の良き理解者として日米間の人物交流を支えた。