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父母会特集 —父母会懇談会を終えて— 地区父母会の活性化の試み 法学部長 髙地 茂世

法学部の教務主任時代を含めて、これまでに北陸地区(富山県・石川県・福井県)、群馬・新潟地区、近畿A地区(滋賀県・京都府・奈良県)、山梨・長野地区の父母懇談会に大学代表者・教務主任として参加してきました。

大学主催の父母懇談会での業務は平準化されており、大学代表者として役割は代表としてあいさつ、退任役員への感謝状の贈呈のほか、総合相談ないしは座談会を行うといったもので、あいさつの内容が各地区に応じて毎年異なるくらいで代わり映えしないのですが、地区父母会の役員の方々は、それぞれの父母会の活性化のために様々な努力をされています。

父母懇談会の参加者は大体においてお母さま方が多いのですが、ご父母そろってご子女の学業や学生生活・就職に関する相談にみえる方も結構おられます。例えば、福井県では、子育ては父母の共同責任であるとし、できるだけ父母がそろって参加するように呼びかけておられますし、滋賀県では、お母さま方のコーラスなど文化活動を組み込むなどして活性化に努めておられました。山梨・長野地区には昨年と今年の2回続けての参加になりましたが、日程的に山梨県(甲府市)が平日の金曜日で、長野県(松本市と長野市の交代制)が土曜日ということで、長野県の参加者の方が多いのですが、群馬・新潟地区のように日程の入替制を取り入れるのも一考に値するでしょう。

他方で、地区父母会の総会および懇談会後の懇親会に地区校友会の代表者が参加し、父母会の役員の方も校友会の総会・懇親会に相互参加するというのが一般的に見受けられますが、長野県では日程が土曜日に固定されている利点を活かして、昨年から父母懇談会と校友会総会を同日に開催し、懇親会を同じ会場で一緒に行っています。父母会・校友会の役員レベルでの交流にとどまらず、地方にUターン就職をする学生の親御さんにとって、大学役職者に仲介を期待できるよい機会になるのではないでしょうか。

(法学部教授)