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就職特集  —2013年就職希望者に向けて先輩からのメッセージ— 「内定は就職へのチケット ゴールではなくスタートライン!」 株式会社三井住友銀行内定 商学部4年 森山 大樹

私が一番お伝えしたいことは「自分の将来のための就職活動」をして欲しいということです。知名度の高い、いわゆる他の人から「凄いね!!」と言われるような企業に皆さんが就職したいと思うのは当然だと思います。そういった企業の説明会に足を運ぶと、とても魅力を感じるであろうと思います。しかし、そうした企業の「内定」がほしい気持ちが先行し、自分を取り繕い、企業に合わせた「企業ありきの就職活動」はすべきではないと私は思います。もし、それで内定を勝ち取っても、地位や名誉は手にする事が出来るかもしれませんが、これから何十年と働くであろう仕事にやりがいを見いだせるでしょうか。

そこで、まずは自分の将来像をより具体的に描いて下さい。自分は将来、どういう風になりたいのか、社会にどういう影響を与えたいのか、などを過去の出来事を振り返り徹底的に洗い出してください。私は高校生の時につらい経験があったため、自分の目の前に見える人々、そしてその先にある地域社会に、社会人として40年を費やし、特に苦しんでいる人々を助けたいと思っていました。大学で開発経済学をゼミで勉強した時に、生まれながら貧困な人々や飢餓や病気で苦しむ人々に人一倍シンパシーを感じ、のめりこんで勉強したのも自分のつらい経験があったからこそだと思います。そしてアジアなどの途上国で人々の生活を豊かにしたいと考え、NPOや政府系の就職も考えましたし、民間企業であれば途上国のインフラ整備を通じて地域社会に貢献したいと思っていました。その中で国が発展するための大きなプロジェクトの中心にいるのは金融機関であり、海外でプロジェクトファイナンスなどを手がけるメガバンクにもまた魅力を感じていました。私は「利潤の追求と社会的課題の解決(貧困問題など)の両立」が実現可能なフィールドを求めていて、公共性や社会的責任を強く求められる民間の金融機関であればそれが可能であると思いメガバンクを志望しました。また自分の性格上熱いハートを持つ社員の方々と仕事がしたいと思い、そういった社員の方々が多数在籍する三井住友銀行を第一志望にしました。

自分の事をよく知り、本気で思う自分の未来像を描いて下さい。そしてたくさんの企業を調べ、OBの方々のお話を聞いてみてください。きっと自分の進むべき道と企業のベクトルが合致する瞬間があります。そういった企業と出逢う事が出来れば、私は質問に答えられないことはなかったです。主役はあなたです。「自分ありきの就職活動」にして下さい。