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明治大学創立130周年記念式典を挙行

3創立者の志を胸に、明治大学は「世界へ」 校歌斉唱 乾杯

学校法人明治大学は大学創立130周年を記念し、創立記念祝日となる11月1日に、「明治大学創立130周年記念式典」を駿河台キャンパス・アカデミーホールで盛大に挙行した。

式典は、国内外から多くの関係者・来賓が参列する中、厳かに開式。長堀守弘理事長、納谷廣美学長が、それぞれ130年前に明治法律学校を創設した3人の創立者—岸本辰雄先生、宮城浩蔵先生、矢代操先生—の志に思いを馳せながら、大学を代表して式辞を述べた(理事長式辞学長式辞掲載)。

来賓からは、中川正春文部科学大臣(清水潔文部科学省事務次官が代読)、慶應義塾大学塾長の清家篤・日本私立大学連盟会長がそれぞれ祝辞を述べた。また、野田佳彦内閣総理大臣からの祝電も披露され、「わが国に冠たる私学として成長を続け、わが国の学問・研究・教育に引き続き寄与してほしい」などとするメッセージが本学に寄せられた。

続いて、本学名誉博士のシモーヌ・ヴェイユ氏による記念メッセージが読み上げられ、明治大学創立130周年記念映像「明治大学の130年~世界へ~」が上映され、明治大学のこれまでの歩みを振り返った。

功労者表彰では、個人として前校友会長の青木信樹氏が、団体として明治大学連合父母会が表彰された。

記念式典は最後に関係者一同が明治大学校歌を高らかに斉唱し、盛会のうちに閉式となった。

シモーヌ・ヴェイユ氏からのメッセージ

長年にわたり自由と権利を擁護してきた シモーヌ・ヴェイユ氏。メッセージを代読により披露

フランスの法律家であり政治家、元欧州議会議長のシモーヌ・ヴェイユ氏は、人間の平等、その権利の尊重、男女平等のために闘ってきた人物。同氏は「『権利自由・独立自治』という明治大学創立の基本理念と私とを結びつけてくださったことに深く感動した」と語り、アウシュヴィッツからの生還という苦難の体験から、東日本大震災の被災者に温かなメッセージを寄せてくださいました。

「勇気の背後には、必ず希望が存在します。……私は、我々人間が、素晴らしい力強さ、再び立ち上がる能力と、何にも勝る、生きようとする願望を備えていることを、自信を持ってお伝えすることができます。……この希望を、津波を乗り越え生き続ける方々が、失いませんように」(メッセージより一部抜粋)