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明高中100th ANNIVERSARY 世界へ——世界に飛び出し『己』を知ろう

向殿先輩が「紫紺を胸に、羽ばたけ未来へ」とメッセージ

式典第2部は、明治大学付属明治高等学校・明治中学校の卒業生でもある向殿政男理工学部教授が「国際化の中の日本」と題して講演。

向殿教授は、『世界へ—世界に飛び出し「己」を知ろう-』を掲げ、グローバル化を推進する母校の生徒(後輩)に対してと前置きした上で「世界に飛び出すには、己を知り、己を作っておくことが必須だ」と語り、先輩からのメッセージとして「世界は皆さんを待っている。英語は共通語で、準備をしておけ。常に考え、勉強し、前進するよう己を磨け。自分の世界観・歴史観を持て。時代のニーズとシーズを見て、将来進むべき道は、自身のウォンツ(欲求)に耳を傾けて決めろ」と熱く語りかけた。

祝賀会を盛大に開催

建学の精神「質実剛健」「独立自治」今日をさらなる飛躍の糧として

式典終了後、会場をアカデミーコモン2階のビクトリーフロアに移し、祝賀会が盛大かつ華やかに開催された。

並木啓中学教頭による開会あいさつに続き、調布市の長友貴樹市長、三鷹市の清原慶子市長がそれぞれ登壇して100周年を祝賀した。

続いて、OBで書家の福島一浩氏による寄贈書の紹介がされた。

ビデオレターでは、福岡ソフトバンクホークス取締役会長の王貞治氏が「早稲田実業学校高等部在籍中の1958(昭和33)年8月3日に、全国高等学校野球選手権大会予選東京都大会での甲子園出場をかけての明高との決勝で、サヨナラヒットを打たれたことは今でも忘れえない思い出だ」と本校とのかかわりを語り、100周年を祝賀した上で「歴史、伝統、規律は大切なこと。次代を担う若い人たちに伝え、150周年、200周年に向け、皆で力を合わせて頑張ってください」とメッセージが贈られた。
さらに、OBでスーパー・エキセントリック・シアター座長としてテレビ・ラジオで活躍中の三宅裕司氏からも「入学当時はバスケットボール部に所属していたが、高2から落語部を作った。今の劇団をやる上での礎が明高にある。明高卒業を誇りに思う」とのメッセージが上映された。

鏡開きが行われ、明治大学付属中野中学校・高等学校の小澤正昭校長の乾杯で祝宴となった。会の後半では、OBで歌手・ギタリストのアントニオ古賀氏による特別演奏が行われ、会場は大いに盛り上がった。最後は応援指導班OB・OGによる応援紹介、全員でスクラムを組んでの校歌斉唱で、明治大学付属明治高等学校・明治中学校の創立100周年を祝った。