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公認会計士試験合格は44人 現役合格者18人に報奨金を授与

高き理想へ、決意を新たに

2012年の公認会計士試験合格者が2012年11月12日、金融庁の公認会計士・監査審査会から発表された。今回の試験の最終合格者数は1347人(前年1511人)で、合格率は7.5%(同6.5%)だった。明治大学関係者の合格者は、明治大学国家指導センター経理研究所(山本昌弘所長・商学部教授)調べでは44人だった。(2012年12月10日現在)

経理研究所は12月10日、2012年度公認会計士試験現役合格者への報奨金授与式を、駿河台キャンパスリバティタワー23階の岸本辰雄ホールで執り行った。

今回報奨金を授与された現役学生は、商学部8人、政治経済学部2人、経営学部8人の計18人で、うち同研究所の会計特別研究室に所属する室員は15人だった。

授与式は、合格者一人ひとりが紹介された後、福宮賢一学長より、代表の久保田朱美さん(経営4)に、賞状と報奨金目録が手渡された。

続けて福宮学長は、祝福の言葉とともに「初心を忘れず、倫理観を高く持って仕事に励んでほしい」と激励。さらに、明治大学の3人の創立者の友情、熱意ある後輩指導のエピソードに触れ、「良い伝統を受け継ぎ、後進の指導にあたって」と期待を込めた。

合格者を代表して謝辞を述べた栗原真さん(商3)は「努力は必ず報われると信じて、仲間と切磋琢磨した」と試験勉強の日々を振り返りつつ、「監査法人への就職も内定し、これから本当の勉強がはじまる」と述べ、意気込みを新たにした。

合格祝賀会 恒例のフランス料理のフルコースを



スクラムを組んで、校歌を声高らかに先輩と公認会計士会の一員に

同日夕刻からは、駿河台キャンパスに隣接する山の上ホテルで、合格祝賀会が催され、福宮賢一学長、日髙憲三理事長ほか大学役員・役職者、経理研関係者、校友会計士が合格者を祝福した。

開会にあたり山本所長は、「合格したら“山の上ホテルでフランス料理のフルコース”を合言葉によく頑張ってくれた」と、合格者をねぎらった。さらに、去る11月に森久経営学部教授から所長を引き継ぎ、副所長から所長に就任したことに触れ、「ますます経理研究所を発展させていく」との意気込みを語った。

福宮学長の祝辞に続き、日髙理事長は「明大で得た知恵、情熱、積極性で、社会でのリーダーシップを発揮してほしい」と激励した。

続いて同研究所の長吉泉名誉顧問(元本学理事長)の乾杯で懇談となった。

会の半ばには、明治大学公認会計士会の鈴木洋二会長が登壇し、「混迷の時代だからこそ、今まで以上に我々プロフェッショナルが必要とされている」と後輩へエールを送り、『一番最初に使うモノ』として、記念品の名刺入れを合格者に贈呈した。代表して受け取った佐藤幹也さん(商4)は「優秀な人に囲まれ発奮して、あきらめないで勉強を続けた。合格は、仲間とたくさんの方に支えてもらったおかげ」と話し、続けて「これからも精進していきます。ご指導よろしくお願いします」とお礼の言葉を述べた。

大学別の合格者数は、2005年の試験より金融庁が発表を取り止めたため、各大学とも独自に調査を進め、合格者数の把握に努めている。明治大学経理研究所では、同研究所の所属・非所属に関わらず、公認会計士試験に合格した明治大学関係者からの連絡を呼びかけている。
お問い合わせ先

明治大学国家試験指導センター 経理研究所

TEL 03-3296-4427
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Email:keiriken@cmm.meiji.ac.jp