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備える 各キャンパスで防災訓練を実施



アカデミーコモンの訓練では英語による避難放送も行われ、多くの留学生が参加した

2011年3月11日に発生した東日本大震災の教訓を生かし、今後予想される首都直下等の大地震に備え、学生が安全に混乱なく避難できるよう防災訓練が行われた。

この訓練は、(1)非常時の行動能力、知識および心構えを養うこと。(2)訓練を通じて、学生および教職員に配布している『大地震発生時の避難マニュアル』の検証を行い、避難の誘導方法、完了時間、混乱具合、一時集合場所や館内放送の適性など、今後のより効果的な対策につなげることを目的とするもの。

昨年の10月下旬から12月中旬にかけて行われた訓練は、駿河台・生田・和泉の各キャンパスで、震度6弱の地震発生を想定した、学生および教職員が参加しての大規模避難訓練が5回。本学の自衛消防隊に所属する職員らが参加する消火・避難・救護の訓練が8回行われ、延べ1500人あまりが参加した。

訓練を終えて—— 

防火防災管理委員会専門委員 副教務部長 長尾 憲治

3回にわたる駿河台地区の避難訓練では、避難マニュアルの検証を課題として出来るだけ大規模に実験的な訓練を行いました。大きな混乱やケガ人が出ること無く計画どおりの時間に避難は完了できました。今後、訓練状況の詳細な報告と分析を行って、避難マニュアルの改善を進めます。

(理工学部教授)