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明治応用化学会、第1回総会を開催

生明祭の中日に開催された総会。講演を通じてOBと現役学生が絆を深めた

2012年11月24日、“明治応用化学会”の第1回総会が開催された。明治応用化学会は、昨年の応用化学科創設50周年記念行事に先立ち開催された理工学部ホームカミングにおいて設立された工業化学科および応用化学科の卒業生の組織である。“OBと現役学生との架け橋を築こう”の合言葉のもと、この1年間で会則の整備や役員の選出を行い、今回の総会を開催した。

総会に先立ち、技術コンサルタント佐藤賢三氏(1968年工学部卒・吉弘研)と㈱吉野工業所環境室の田中文典氏(1980年工学部卒・竹内研)の2氏にご講演いただいた。佐藤氏にはJUKI(株)で海外進出を長年担いながら培った「ベトナム進出のためのノウハウ」を、田中氏には「プラスチックの基礎と成型技術」と題して容器包装材料について学生にも理解できるようにお話いただいた。45名の卒業生と50名の学生が聴講した。

総会では会則と役員が承認された。初代会長に選出された理工学部教授倉田武夫氏(1968年工学部卒・松原研)は、役員会を中心に「OBと学生との架け橋を築く」ための活動を強化する予定であり、引き続き明治応用化学会への支援を会員に呼びかけている。

明治応用化学会の前身である応用化学科創設50周年記念事業実行委員会が推進した募金活動により「明治大学理工学部応用化学科教育・研究振興基金」が設立されたが、今年度からこの基金の目的の一つである「学業成績が優秀である学生に対する表彰」を「明治応用化学会賞」として基金から拠出する予定である。ご寄附いただいた方々に深く感謝する。

なお、来年度も生明祭期間中に、総会を講演会とともに開催する予定である。会員の方々のさらなる参加を期待したい。
(鈴木義丈理工学部講師)