明治大学「経営学」の発展のために「経営経済の二重性」から「蛻変の経営哲学」へ
佐橋 柳一(1956年・経営学部卒)
「明芳会」その名ぞ「明治大学明芳会」命名は、明治大学「経営学」の大家、初代経営学部長故佐々木吉郎先生である。(吉郎坂と名が残る愛称「吉チヤン」である)
会員は、経営学部、政治経済学部の藤芳ゼミナール出身者及び大学院において「藤芳誠一」先生の主専攻修了者である。
会の活動の歩みは藤芳先生が明治大学で重職に就かれる足あとと共に歩み続けてきた。その主たるものは経営学部長、卒業生へのホームカミングデーの開設、教務担当常勤理事、校友会副会長など。以上の歩みや藤芳先生執筆の書籍が出版される度に先生と会員相互の懇談、懇親の会合を重ねて、「明芳会」に対する思いを深め、先生の「還暦」「古希」を祝う会には、600名余の参加者となり盛大なる催しができた。「古希」にはその集大成である事業として明芳会が主体となり、藤芳先生のあとを継ぐべく学究の道に進んでいる者による「新経営者教科書」を、藤芳先生の「蛻変の経営」哲学を実践してきた者による「実践経営録」を出版した。
その後、勲二等旭日中綬章を受け、平成24年2月19日に極楽浄土へ旅立ちとなられた。そのプロセスにおいて、会員各々が明治大学への強い想いを具現化したものが、今回の「未来サポーター募金」への寄付であり、「明芳会」の名を未来へ残したい想いがあるからである。
ここに明芳会の活動は終息させ、各期小グループごとの懇談は続けられることを願っている。