Go Forward

創立130周年記念 駿河台C地区施設整備計画『グローバルフロント』竣工



本学は1月23日、創立130周年記念事業として進めてきた施設整備計画のうちの一つで、駿河台C地区(旧11号館跡地)に建設した『グローバルフロント』の竣工式を執り行った。竣工式には、日髙憲三理事長、福宮賢一学長はじめ大学役員・役職者、長堀守弘前理事長、納谷廣美前学長ならびに建設関係者、地元町会長らが多数列席。太田姫稲荷神社の神職による神事式に続けて、1階モニュメントおよび17階の壁画の除幕と、制作者ならびに建設関係者への感謝状贈呈を行った。
神事に続き、1階エントランスに設置されたモニュメントの除幕が、制作者の宮田亮平氏、日髙理事長、福宮学長によって行われた。このモニュメントは『飛翔の時』と命名され、「上昇する明治大学のイメージを大事に“V”のようなデザインにし、ビクトリーとして学生や研究者が世界に飛び立つようなイメージ」という制作主旨のとおり、力強い作品となっている。

17階は、鏡によってユートピアを描いた、世界の国々が交流し希望の空へ羽ばたいて行くビジョンを表現した「TRANS BIRDS」と命名された作品で、制作会社である織絵の作山忠社長、制作者の船井美佐氏、日髙理事長、福宮学長によって除幕された。このアート作品は、世界地図の上をさまざまな「とり」が羽ばたくデザインとなっていて、明治大学の学生や研究者が世界に羽ばたくイメージと重ねている。

「GLOBAL FRONT」グローバルフロントの建設にあたり、法人理事や関係部署の教員役職者が委員となる駿河台C地区教育研究施設推進協議会で「世界に発信する最先端の研究拠点と陶冶の場」をコンセプトとした新教育・研究棟の建設協議を進める中で、この建物コンセプトにふさわしいモニュメントを設置することが決定され、1階に東京藝術大学長である宮田亮平氏のモニュメントを、17階に現代美術作家の船井美佐氏の鏡による壁画が設置されることになった。

施設見学会の後、直会であいさつに立った日髙理事長は、建設関係者らへ謝辞を述べた上で、「このグローバルフロントが、世界トップクラスの教育・研究の拠点になるために、全学を挙げて取り組むことを心から念願し、誓いの日にする」と力強く宣言した。

続いてあいさつした福宮学長は、駿河台キャンパスの建物を「教育棟としてのリバティタワー、社会貢献を展開するアカデミーコモン、そして大学の根源である研究活動の拠点となるグローバルフロント」とそれぞれにシンボリックな役割を持つことを説明した上で、「グローバルフロントは、社会の要請、複雑な課題に、大学として論理的な解決策を示すことが使命。それにより本学は、次代を拓き、世界へ発信する大学になると確信している」と述べた。

グローバル化する時代の先進的研究拠点を目指して建設された「グローバルフロント」には、人文・社会系の大学院、研究・知財戦略機構、国際連携機構が移転し、4月より利用が開始される。