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中野キャンパスが本格始動

「キャンパスは開放感があって快適。在学中は、いろいろな事に打ち込みたい」(総合数理学部1年生) 「アメリカ、カナダ、ディズニープログラムなど、留学したい」(国際日本学部1年生)/目を輝やかせ、夢と希望に満ち溢れる表情でインタビューに答えてくれた中野キャンパスの学生たち

国際化、先端研究、社会連携の拠点として開校した中野キャンパスが本格始動した。

ここには、和泉キャンパスから移転した国際日本学部、本学10番目の学部として4月から新たに開設された総合数理学部の2学部と、3つの大学院研究科に所属する2159人の学生が通う。これは、本学の10学部と大学院25研究科に通う3万2000人余りの明大生のうち約6.7%にあたる。本学全体の学生男女構成比率7対3に比べて、中野キャンパスは女子学生比率が5割を超えることも特徴的だ。

駿河台、和泉、生田に続く第4番目60年ぶりに誕生した中野キャンパスは、旧警察大学校等跡地に建設され、東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点として再開発された「中野四季の都市(まち)」地区の中に位置する。

この区域には、本学の他に、帝京平成大学、早稲田大学国際コミュニティプラザ(2014年度以降開設予定)、栗田工業、キリングループの本社などが入る大規模オフィスと商業施設、約1万5000平方メートルに及ぶ「中野四季の森公園」やオープンスペースが整備されている。

にぎわいと環境が調和したまちとして、産官学による東京都や中野区のまちづくりとの連携にも期待が寄せられている。

取材した5月24日昼時の「中野四季の都市(まち)」も、公園で遊ぶ子供、それを見守る母親たち、昼食や休憩する会社員、カフェでくつろぐ地域住民、警察病院に通う老夫婦、そして明大生ら学生が渾然一体となって、一つの“まち”を形成していた。

外周に囲いなどのバリアが設置されていない中野キャンパスは、1階にある学食やコンビニは誰でも利用可能で、キャンパスは開放感と活気に満ち溢れている。また、6月8日にはNHK「ニッポンのジレンマ」の公開収録が予定されるなど、メディアの注目度も高い。本学の生涯教育機関であるリバティアカデミー講座も活発に展開され、広く社会に貢献する「グローバルコモン」の実現に向け歩みはじめた。

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中野キャンパス学生数集計表

5月1日現在
学部 人数
国際日本学部 国際日本学科 1,546( 984)
総合数理学部 452(  93)
  現象数理学科 156(  29)
先端メディアサイエンス学科 191(  44)
ネットワークデザイン学科 105(  20)
学部計 1,998(1,077)
大学院 人数
先端数理科学研究科  37(   5)
理工学研究科  79(  20)
  建築学専攻国際プロフェッショナルコース  18(   5)
新領域創造専攻 61(  15)
国際日本学研究科(修士) 45(  31)
大学院計 161(  56)
総計 2,159(1,133)
※( )内は女子で内数