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理工学研究科建築専攻 建築・都市デザイン国際ワークショップを開催

7日間頑張った!みんなで笑顔で記念撮影 中野の将来について真剣に考える国際色豊かな学生たち

中野キャンパスでの国際プロフェッショナルコース開設を受けて、理工学研究科建築学専攻は8月3~9日、「建築・都市デザイン国際ワークショップ」を同キャンパスで開催した。これは建築学専攻の設計演習科目「設計スタジオ3」の一部で実践的国際教育として行っているもの。昨年までは海外協定校と共同で実施していたが、今年は協定校等から19人の外国人学生を中野キャンパスに招いて実施。8カ国10校から多様な国籍の学生が参加し、本学側の23人の参加学生(留学生2人を含む)と合計42人が8つの混成チームに分かれて、英語で共同作業を行った。

7日間のワークショップでは「NAKANO 2020」と題して、「中野駅新北口広場と中野区役所・サンプラザ跡地再開発のマスタープラン」「ブロードウェイを含む中野通り東地区の文化的資源の集積を前提とした更新案」の2つの将来像の提案に取り組んだ。オリエンテーションや特別講義の後、学生たちはまち歩きをして地区の課題や資源の把握を行い、2日目の第一印象のプレゼンテーションによりグループを編成して以降の作業に取り組んだ。中間発表会を受けて、最終日には最終講評会が行われ、本学教員や中野区の職員らもゲストとして参加し、提案の講評と意見交換が活発になされた。

建築学科および建築学専攻では、質の保証された国際的通用性のある建築教育に取り組んでいる。今回の国際ワークショップの成功は、グローバル人材育成に向けてこれまで継続してきた取り組みの発展形として、一つの到達点を示すものとなった。

(田中友章理工学部建築学科教授)