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ズームアップ〈第520回〉梅内が4戦すべてで得点し、全国準Vに貢献 サッカー部 梅内 和磨



勝負どころで力を発揮する男が、第37回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(8月15日・大阪長居スタジアム)で明大を初めての決勝進出に導いた。8月17日、トーナメント最終日の決勝では同じ関東代表の流経大に逆転負けを喫して準優勝に終わったが、今大会、梅内和磨(政経4=FC東京U-18)は全4試合すべてでゴールを挙げ、チームに大きく貢献。「(全試合で得点することは)今までになかったので自分でも評価したい」と自信も深めた。
前期のリーグ戦では絶対的なレギュラーではなかった。なかなか試合に出られず、ピッチで躍動する後輩たちを前に「とにかく悔しい気持ちでいっぱいだった」と、チームの勝利を素直に喜べないこともあった。それでも6月のアミノバイタルカップでは調子を取り戻し、2ゴールをお膳立て。神川明彦監督の期待にも応えてみせた。
9月には後期リーグ戦が再開する。明大は前期終了時点で3勝3敗3分の6位と、中位に甘んじている。2010年度シーズン以来のリーグ制覇、また今季のチームが掲げるスローガン『奪還』へ、チーム一丸となって「後期リーグ13連勝」を目指す。それにはこの“勝負どころに強い男”の存在が欠かせないものとなるだろう。
(うめない・かずま 政経4 久留米西高 177cm・65kg)
文・関根里穂(商3) 写真・四ッ谷健太(経営2)