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文科省“Go Global Japan”イベント 「グローバル人材育成フォーラム」を本学で開催

講演後、学生の質問に答える田中氏 8大学の選抜学生チームのメンバー

明治大学を含む18大学で構成される、文部科学省「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援(Go Global Japan)」東日本第2ブロックは12月6日、朝日新聞社との共催で、「グローバル人材育成フォーラム」を駿河台キャンパス・アカデミーホールにて開催した。

冒頭、会場校を代表してあいさつに立った福宮賢一学長は「普段は切磋琢磨している18大学でフォーラムを開催できるのは喜ばしいこと。日本の大学の国際化をともに牽引していきたい」と語り、さらに会場に詰めかけた大学生や高校生に「このフォーラムをぜひ、世界を見つめ、自分を見つめる時間にしてほしい。皆さんが真の国際人として活躍されることを願う」と呼びかけた。

第1部では、国際協力機構(JICA)理事長の田中明彦氏が「国際協力の最前線」をテーマに講演。開発途上国の中にも開発が進む国と脆弱な国の差が出てきていることなど、国際協力の現状を紹介しつつ、日本や世界各国の経験や科学技術をいかに生かしていくかを今後の課題に挙げた。

さらに、国際協力における人の活躍(ボランティア)の重要性を説き、「国際協力は相手も元気にするだけではなく、自分も元気になる活動だ」と締めくくった。講演終了後には、ザ・ハフィントン・ポスト日本版編集長の高橋浩祐氏の進行のもと、田中氏と会場の学生との活発な質疑応答が行われた。

第2部では、「グローバル社会における開発と貧困」をテーマに、本学を含む8大学の選抜学生チームが英語でプレゼンテーション。大髙健さん(法4)、本間由希子さん(政経4)、藤澤大和さん(政経4)、深見真優さん(政経2)の4人からなる本学のチーム「MMYY」は、「Generate Ideas,Save the Poor」と題して、各国の事情に合わせたオーダーメードの支援策による貧困の撲滅を訴えた。