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福井県鯖江市で講演会「矢代操と明治大学」を開催

村上教授(右)と竹内氏との対談

明治大学は11月23日、福井県鯖江市との連携の一環で、「矢代操と明治大学」と題する講演会を同市の鯖江公民館にて開催した。鯖江市と本学は、創立者の一人である矢代操の出身地であることが縁で、2011年に連携協力に関する協定を締結。その後、さまざまな連携事業を展開している。

矢代操は、鯖江藩の貢進生として大学南校(現在の東京大学)で学ぶため、1870(明治3)年の旧暦10月9日(新暦11月2日)に鯖江藩を出発し、10月20日(旧暦)に東京へ到着した。

講演会の第1部では、法学部の村上一博教授(大学史資料センター運営委員)が、矢代が上京した当時の法学研究の概況やその生涯について講演。続く第2部では、村上教授と、郷土史家である鯖江市まなべの館文化財専門官・竹内信夫氏が対談し、矢代操の業績を深く掘り下げた。

会場には鯖江市民ら約50人が集まり、講演に耳を傾けるとともに、本学大学史資料センターの協力のもと、会場内で実施したパネル展を見学。鯖江市と本学のつながりについて、理解を深めていた。