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リバティアカデミー 連合駿台会寄付講座を開催

日本電子・栗原社長が講演「チャンスのボールは必ず来る」

リバティアカデミーは11月20日、「チャンスのボールは必ず来る~イノベーションをもたらすYOKOGUSHIイズム~」と題する連合駿台会寄付講座を駿河台キャンパス・グローバルホールにて開催。高い技術力を誇るグローバル企業として注目される日本電子の代表取締役社長・栗原権右衛門氏(本学校友)が講演を行った。

日本電子は1949年に電子顕微鏡の開発会社として創業以来、「創造を開発」を経営理念に掲げ、経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」にも選定されるなど、世界的なハイエンド(最上級)理科学機器・分析機器メーカーとして高い評価を得ている。栗原氏は1971年に商学部を卒業後、同社に入社。2008年、代表取締役社長に就任した。

栗原氏はまず講演の中で、日本電子の沿革や経営理念、国内外のネットワーク、世界一の精度を誇る電子顕微鏡を東京大学と共同開発した実績などを紹介。

続いて、「チャンスのボールは必ず来る」という自身のモットーに触れ、いつか来るチャンスへの心構えとして、「ボール球には手を出さない」「与えられた仕事をやり抜く」「自分の力、位置を知る」「過度な優越感と劣等感を持たない」の4つを列挙。その上で、チャンスをものにできた具体例として、医用機器事業の主力事業への成長、経営構造改革の遂行(各種「見える化」の推進など)の2つを挙げた。

栗原氏はさらに、社内組織の横断的な連携や他企業との協業を図る、同社の「YOKOGUSHI(横串)戦略」についても説明。自らの経験やジョークなども交えながら語られるグローバル企業トップの言葉に、来場者たちは熱心に聞き入っていた。