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第3回 震災復興を考えるフォーラムを開催

「原発事故から3年半が経過した福島の現場から」

フォーラムの模様(毎日新聞社提供)

農学部と震災復興支援センターは10月16日、第3回震災復興を考えるフォーラム「原発事故から3年半が経過した福島の現場から」を生田キャンパスにて開催した。

約200人の聴衆を前に、飯舘村の農家・菅野宗夫さん、福島大学副学長の千葉悦子教授、郡山市の農家・藤田浩志さん(農学部卒業生)、東京大学の溝口勝教授、東京大学大学院生の鈴木心也さん(農学部卒業生)の5人が、原発被災地や農業の復興の現状についてそれぞれの立場から報告を行った。

原発事故から3年半を経た飯舘村村民の間には、除染や帰村という今後の方向性をめぐって意見の対立がある一方で、村を取り戻そうとするさまざまな協同活動が始まっている。飯舘村をはじめ福島県の農業の再生は、大消費地である首都圏の市民がいかに関心を寄せ、かかわりを持つかにかかっている。本学学生にとってもまずは現地に足を運び、自分の目で見ることが大事であろう。

(農学部教授 市田 知子)