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「allなかの防災ボランティア体験デー」開催

開会式であいさつする松本隆栄総務担当常勤理事 意外に知らない消火器の使用法 1番人気だった「起震車体験」

首都直下地震などの災害時に備え、消火活動や応急救護を体験するイベント「allなかの防災ボランティア体験デー」が5月13日、明治大学中野キャンパスと帝京平成大学中野キャンパスを会場に開催された。

両大学が設置されているエリアは中野区広域避難場所となっており、大学側にも災害発生時の連携が地域から求められている。本イベントは、学生や地域住民に対する災害時の「自助・共助意識」の啓発を目的に、両大学と関係機関(野方警察署、中野警察署、中野消防署、中野消防団、東京都水道局中野営業所、中野区役所、中野区社会福祉協議会など多数)の“allなかの”態勢で行われた。

会場では、初期消火訓練や救出救助訓練、応急救護訓練、延焼シミュレーション、応急給水訓練、起震車体験、災害用トイレ設置訓練など、さまざまな角度から防災に興味を持つことができる訓練や体験を実施。

参加した学生や職員からは「強い揺れを感じると頭が真っ白になり、ガスの元栓を閉めるなど、やるべきことが何もできなくなることに驚いた」(起震車体験)、「自分が住む地域の延焼範囲を知り、改めて避難方法について考えるきっかけになった」(延焼シミュレーション)、「具体的な救護手順やAED(自動体外式除細動器)の操作方法を知ることができてよかった」(応急救護訓練)などの声が聞かれ、大学関係者らの防災意識を高める1日となった。