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第4回欧州留学フェアを開催

14日の歓迎レセプションであいさつするヴィオレル・イスティチョアイア=ブドゥラ駐日欧州連合大使 各機関のブースでは、現地スタッフも対応 フランス大使、ドイツ大使らがそろって視察した

日本の学生・社会人らに向けて、欧州(ヨーロッパ)留学の魅力を伝える「欧州留学フェア2015」(主催:駐日欧州連合代表部)が5月15日・16日の2日間、駿河台キャンパスのアカデミーコモンとグローバルフロントを会場に開催された。

日本では2012年に初開催された同留学フェアは、今年で4回目。新たにデンマーク、ギリシャの2カ国も加わり、欧州16カ国から32の高等教育機関と16の在日大使館や公的機関が参加した。会場を訪れた明大生や他大学の学生、社会人、高校生など約1000人(2日間計)は意欲的に各ブースを回り、留学に対する疑問や不安を解決していた。

今回は2会場に分けて開催され、メイン会場のアカデミーコモン2階「ビクトリーフロア暁の鐘」では、各機関が66ブースを設置。それぞれの学習プログラムを紹介するとともに、留学に興味を持つ参加者からの質問や疑問に直接答えた。

また、今回初めて文部科学省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」のブースも登場し、同キャンペーンの周知が図られた。

プレゼンテーション会場のグローバルフロント1階多目的室では、各機関のプレゼンテーション、基調講演、高校生向けセミナー、欧州言語の語学体験レッスンのほか、日本人の欧州留学経験者によるパネルディスカッションも行われた。

初日(15日)の午後には、勝悦子副学長(国際交流担当)が、駐日外交団の視察に立ち会い、会場内を紹介して回った。視察に訪れたティエリー・ダナ駐日フランス大使、ハンス・カール・フォン・ヴェアテルン駐日ドイツ大使、駐日欧州連合代表部のセーラ・ウテン参事官・広報部部長は、各国の担当者らに声をかけながら様子を聞くなど、同フェアへの期待の大きさをうかがわせた。

会場にいた明大の男子学生(商4)は「英語しか話せないのでイギリス留学を検討していたが、他のユーロ圏でも英語で単位が取れることを知り、他の国の話も聞いてみたいと思った」と目を輝かせた。他大学の女子学生(教養2)は「Facebookの告知をチェックして来た。1年間のドイツ留学を検討していたが、先にサマープログラムに行くことを勧められた。思った以上に深い話を担当者の方とできたので来て良かった」と希望に胸を膨らませていた。