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おかえりなさい!母校へ 第18回ホームカミングデー

思いはひとつ「フレー!フレー!メイジ!」 学生のパフォーマンスも会場を盛り上げた

年に一度、校友(卒業生)を母校に迎える「第18回ホームカミングデー」が10月18日、駿河台キャンパスで開催された。当日は好天にも恵まれ、3800人の校友やその家族らが来校。懐かしい旧友との再会や、後輩にあたる学生との交流などを楽しんだ。
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アカデミーホールで挙行された開会式は、テレビ静岡の吉澤美菜アナウンサー(2011年政経卒)の司会で進行。来賓の紹介や、運営委員長の篠原敏彦教授(商学部)による開式の辞に続き、統括責任者の日髙憲三理事長があいさつに立った。

日髙理事長はまず、明治大学の近年のキャンパス整備や、文部科学省が推進する「スーパーグローバル大学創成支援」への採択など国際化の動き、さらには現象数理学やガスハイドレート、バイオリソースといった社会で注目される研究などを列挙。
「世界に勇躍できる大学でなければ、生き残ることはできない。53万人の校友の方々が世界で活躍していることが、今日の明大の評価につながっている」と述べた上で、「これからもますますのご活躍と、大学への激励をいただきたい」と呼びかけた。

福宮賢一学長は「大学は日々進化を遂げており、スーパーグローバル大学創成支援や、総合的教育改革により、『グローバルトップユニバーシティ』へと変身し ようとしている」と語り、受験生からの人気ぶりや、明大の改革が社会で評価されていることを紹介。「今日一日、改革を重ねて進化したその姿をぜひご覧いた だきたい」と歓迎の意を表した。

続いて、向殿政男校友会長が「卒業生にとって『母校へ帰る』というのは、とてもうれしく懐かしいこと。今日は旧交を温めていただき、ますます明治大学を好きになって帰っていただきたい」などとあいさつした。

その後、卒業後60・50・40・30・20・10年にあたる特別招待校友をそれぞれ代表して、ノンフィクション作家の丸山一昭氏(1955年政経卒)▽ 日本プロ野球組織コミッショナーの熊﨑勝彦氏(1965年法卒)▽東京都副知事の安藤立美氏(1975年法卒)▽日本相撲協会・春日野親方(元関脇・栃乃 和歌)の綛田清隆氏(1985年経営卒)▽中国新聞社人事総務部の片山明子氏(1995年政経卒)—の5氏が、学生時代の思い出や母校への期待を語った。 なお、卒業後10年の代表校友でプロサッカー選手の村上範和氏(2005年法卒)はドイツ在住のため、代わりに本人のビデオメッセージが披露された。

最後は、会場全員で肩を組み、思い出の校歌を3番まで高らかに斉唱。ホームカミングデーの開会式は、盛況の中で終了した。

会場の駿河台キャンパスや周辺ではこの日、親子で楽しめる「キッズワークショップ」や、伝統のマンドリン倶楽部によるコンサートなど、約40ものプログラ ムを実施。教職員に加え、学生も約400人が出演者や運営スタッフとして参加し、校友らは母校で過ごす秋の一日を満喫していた。