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ホームカミングデーを開催

プロ野球コミッショナー・熊﨑勝彦氏が講演 「人生の礎は人間力にあり」卒業50年の節目に

人間力について語る熊﨑氏

元東京地検特捜部長で、日本プロ野球組織コミッショナーの熊﨑勝彦氏(1965年法卒)による講演「人生の礎は人間力にあり」がリバティホールで開催された。

「岐阜県飛騨の山紫水明の山峡の高校から上京を目指したこと、駿河台校舎にはり出された合格発表で自分の受験番号を見つけた瞬間の感動、最難関といわれた司法試験に明大の研究室で挑んだ日々、これが人生の原点」と語った熊﨑氏。
自身が務め上げた特捜検事という仕事を振り返り、「大物政治家であっても、裏側には必ず戸惑いや悩みがある。そこに膝を付け合せていくこと、人格と人格の 対峙こそが人を扱う検事の仕事としての深み」と述べた。また「様々な事件の根底には、当事者意識とその仕事への愛(プロ意識)の欠如がある。政治と経済に は大いに取り組んでもらいたいが、後ろにたまっていく泥をきれいにしてもらいたい」と語った。

熊﨑氏は時折ユーモアも交えながら、第一線で重責を担った長年の経験を振り返り、講演は盛況のうちに終了した。

熊﨑 勝彦

明治大学法学部卒業。司法試験に合格し、1972年検事任官。1996年東京地検特捜部長に就任し、その後も最高検公安部長等の要職を経て2004年退官。2013年春、瑞宝重光章受章。現在は弁護士、一般社団法人日本野球機構会長、日本プロ野球組織コミッショナー。


「宮城浩蔵賞」受賞の中学生3人が来訪





明治大学創立者の一人である宮城浩蔵の出身地・山形県天童市から、「宮城浩蔵賞*」を受賞した中学生3人が、ホームカミングデー開催中の駿河台キャンパスを訪問した。

3人は、陽だまり広場にある宮城浩蔵胸像前をスタート地点に、キャンパス内の施設を見学。スカイラウンジ暁(学生食堂)では多くの校友らとともに、リバティタワー17階からの都会の景色を眺めながら、昼食を楽しんだ。

午後には、特別講演会「明治大学創立者論—正義の鐘を打ちて鳴らさむ—」の中の「宮城浩蔵論」(講師:山泉進法学部教授)を受講し、郷土が生んだ宮城浩蔵の功績を学んだ。その後の福宮賢一学長との面談では、高校への進学を控える中、将来の進路を踏まえて大学ではどのようなことを学びたいかなどについて、中学生たちは目を輝かせながら話していた。

今後、11月21日に天童市で予定されている「天童市教育の日・天童市生涯学習フェスティバル2015」において、宮城浩蔵賞授賞式が行われる予定。

(社会連携事務室)

宮城浩蔵賞

天童市立旧東村山郡役所資料館に宮城浩蔵の胸像が建立された翌年の2003年に制定。品行正しく、学業の成績が特に優秀で、かつ、部活動や生徒会等において顕著な活躍をした生徒を褒賞することを目的としている。

校友から子供まで…さまざまなプログラムを実施