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石田祥子講師(理工)に文科大臣表彰・若手科学者賞

受賞者99人を代表して賞状を受け取る



表彰式の様子(上)と、賞状を手にする石田講師(下)

科学技術に関する研究開発、理解増進などで顕著な成果を収めた者をたたえる「平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において、理工学部機械工学科の石田祥子講師(先端数理科学インスティテュート〔MIMS〕研究員)が「若手科学者賞」を受賞した。4月20日、文部科学省で行われた表彰式では、受賞した若手研究者99人を代表して、石田講師が冨岡勉文部科学副大臣より賞状を受け取った。

若手科学者賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究など、顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者が対象。石田講師の『数理折紙を用いた展開収縮構造の設計と工学応用に関する研究』は、「新しい工学的価値を創出するもので、各分野に学術的効果が波及すると期待される」と高く評価され、今回の受賞に至った。

石田講師は、MIMS研究員として明治大学に在籍してからの4年を振り返り、「研究環境を整えてくれた先生方、研究を共にした仲間の協力があっての受賞」と感謝を述べるとともに、「国からの表彰は栄誉。これを励みにより一層、研究にまい進していきたい」と今後の抱負を語った。

石田講師はこれまでにも、第8回「資生堂女性研究者サイエンスグラント」のほか、専門の折紙工学・設計工学の分野で、数々の学術賞を受賞。将来を嘱望される研究者の一人だ。