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短期海外実習「EU研究実習」実施報告







3月12日から19日まで、明治大学国際教育センター主催の短期海外実習「EU研究実習」を実施しました。本プログラムの目的は「学生に直接、EUの現実を体験してもらう」事でした。そのために、ストラスブール・ルクセンブルク・ブリュッセルの3カ所にて、EUの公的機関を訪問する予定でしたが、昨年からヨーロッパが不安定な情勢のため、ブリュッセルへの来訪は取りやめ、代わりにドイツのトリーアへ行くことにしました。

3月12日、明治大学7学部の学生13名を引率してフランスのアルザス地方へ向かいました。アルザス欧州日本学研究所を拠点に、欧州議会、欧州評議会、そして美術館、歴史博物館等を訪問して調査しました。初日から学生は積極的で、一生懸命に英語で訪問先の案内者に質問をしていました。

その後、ルクセンブルクへ向かい、欧州司法裁判所、欧州委員会ルクセンブルク支部、そしてドイツのトリーア市にて、欧州法律学院(ERA)を訪問しました。滞在中、協定校のストラスブール大学、そしてルクセンブルク大学の学生との交流も行い、学生たちはとても良い雰囲気の中で真剣に勉強をしました。ヨーロッパの政治・文化・法律だけでなく、現在の重要な課題まで考察できました。

帰国前の18日、シェンゲン村にて学生は、フランス・ドイツ・ルクセンブルクの間に国境が無くなった事を確認できました。明治大学の名前を南京錠に書き、最も若い学生の村上寧々さん(農学部2年)に、南京錠をシェンゲン協定記念碑にかけてもらいました。学生たちは良い思い出いっぱいで帰国し、この実習によって少し世界が広がったと思います。

国際連携機構 特任准教授 フランク・ミシュラン