びっしりと埋まったリバティホール
受講生をタイムトリップに誘った中村教授
リバティアカデミーは4月9日、中村実男商学部教授を講師に迎え、「映画のなかの御茶ノ水 よみがえる風景の記憶」と題する2016年度開講オープン講座を駿河台キャンパス・リバティホールで開催。御茶ノ水界隈がシーンに登場する映画作品の数々を通じて、戦前からの街や風景の変遷をたどった。
約450人の受講生が会場を埋めるなか、竹本田持社会連携機構長(農学部教授)のあいさつに続いて檀上に立った中村教授は、自ら調査した戦前400本、戦後1900本(大半は1960年代まで)の映画作品(現代劇)のうち、御茶ノ水が登場する映画は戦前で25本、戦後は101本あったことを紹介。
そこに登場するのはニコライ堂や聖橋、本郷通りなど、主として関東大震災(1923年)後の帝都復興期につくられた風景で、件数別では多い順に▽ニコライ堂58本▽聖橋37本▽御茶ノ水駅24本▽皀角坂(さいかちざか)23本▽御茶ノ水橋17本▽明治大学記念館15本—だったことにも触れた。
約450人の受講生が会場を埋めるなか、竹本田持社会連携機構長(農学部教授)のあいさつに続いて檀上に立った中村教授は、自ら調査した戦前400本、戦後1900本(大半は1960年代まで)の映画作品(現代劇)のうち、御茶ノ水が登場する映画は戦前で25本、戦後は101本あったことを紹介。
そこに登場するのはニコライ堂や聖橋、本郷通りなど、主として関東大震災(1923年)後の帝都復興期につくられた風景で、件数別では多い順に▽ニコライ堂58本▽聖橋37本▽御茶ノ水駅24本▽皀角坂(さいかちざか)23本▽御茶ノ水橋17本▽明治大学記念館15本—だったことにも触れた。
さらに中村教授は、御茶ノ水界隈が舞台となっている戦前~戦後の映画作品の風景の数々が、現在ではどの場所に当たるのかを丁寧に解説。
1963年の日活作品「伊豆の踊子」の紹介では、講義を終えた大学教授(宇野重吉)が明治大学の正門を出て、都電の電停がある駿河台下へと移動する様子などが映し出された。
受講生らは、中村教授の明快な語り口と、御茶ノ水の風景の移り変わりを通じて、ひとときのタイムトリップを堪能した様子だった。
1963年の日活作品「伊豆の踊子」の紹介では、講義を終えた大学教授(宇野重吉)が明治大学の正門を出て、都電の電停がある駿河台下へと移動する様子などが映し出された。
受講生らは、中村教授の明快な語り口と、御茶ノ水の風景の移り変わりを通じて、ひとときのタイムトリップを堪能した様子だった。