就職キャリア支援部長 福田 敏行
『就職の明治』といわれる理由は、学生の就職に対する意識の高さと頑張りである。また、後方からサポートする就職キャリア支援センター(以下、キャリアセンター)の、一人ひとりの「個」に合わせたキャリアデザインを徹底的にサポートするキメ細かい対応にある。学生の前向きな頑張りに対して大学が就職活動を応援・サポートする理解と体制、その文化がキャンパスの中に染み込んでいる。
キャリアセンターの目的は、学生の希望や能力・特性が十分に生かせる進路や職業を選択できるようサポートすることである。そのサポート体制について主な取り組みをいくつかご紹介したい。
- 相談力・キャリアセンターの職員が常時スタンバイし、昨年度は約3万件の相談があった。私たちが最も大切にしている「face to face」であり学生に寄り添う中心的なサポートだ。
- 求人力・学内企業セミナーに延べ1,000社以上を招き、学生とのマッチングの場を作る。年間の求人企業件数は5,000社以上になる。
- 蓄積力・就活に必要な情報が網羅されているオリジナルの「就職活動手帳」を3年次に、「キャリア手帳」を2年次に配付している。ともに明大独自のものである。
- 企画力・年間200回を超える就活に役立つセミナーや講座・イベントを独自に企画している。
- 情報力・「来訪企業情報」「就職活動報告書」「OB・OG名簿」など知りたい情報が揃っている宝の山だ。資料室やPCで閲覧も可能になっている。
- 面接力・本番さながらの模擬面接を繰り返して対応力をあげていく。企業人事担当者による模擬面接会も実施している。必ずいい経験となるはずだ。
- インターンシップ力・「全学版インターンシップ」 をはじめ、さまざまなインターンシッププログラムを展開。来年からは海外も予定している。
9月12日、経団連会長から来年度の就職活動スケジュールの発表があった(2018年卒業・修了予定者、現学部3年生・修士1年生)。今年と同様2年連続で、3月説明会解禁・6月面接選考解禁とのことである。限られたスケジュールの中で勉学と就職活動を同時に進めることは心身ともに負担が掛かることではあるが、一生のうちの「仕事」に費やす時間や人生に与える重みからも大切な時期と捉え、厳しい就職活動を乗り切って欲しい。そんな頑張る明大生を強力にサポートするのがキャリアセンターである。どうかキャリアセンターを頼りにし有効活用してもらいたい。必ず道は開けるはずである。
『就職の明治』に相応しい学生の頑張りと大学のサポートをさらに推進していきたい。