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父母懇談会を終えて

政治経済学部長 小西 德應

全国で実施された父母懇談会が無事に終了しました。各地区で父母の皆さんによって自主的に行われる父母会総会のあとに、父母と大学から訪問する教職員が懇談する場が設けられます。それが父母懇談会です。関東の一部を除いて、教職員が全国の道府県に直接出かけて各地区の父母の皆さんと懇談する、また父母会が独自に学生や大学を応援くださるなど、本学の父母会活動は日本でいちばん精神的に行われているものだと確信しています。

私は6月13日~17日までの日程で北海道地区を担当させていただきました。北海道は面積が広いことから、函館、札幌、道東、道北の4地区に分けられています。父母会の役員の方々を始め、メンバーの皆さんの献身的で熱心な運営によって、どの地区においても盛況のうちに懇談会を実施することができました。

その懇談会の後に実施される懇親会の場に、当該地区の校友会支部長らの幹部が出席されます。父母の皆さんにとっては、自分の子供の先輩ということだけでなく、地域内での人間関係やビジネスのパートナーとしての広がりを持ちうるものです。つまり個々人だけでなく、長い目で見て地域の発展にも資する機会を提供するものです。父母会のもう一つの役割だろうと思います。嬉しいことに、「うちの子供よりも明治大学校歌を歌っていて、3番まで完全に歌える」「やっぱり明治がNo.1」「第二の母校」という言葉をたくさんの方々から聞くことができました。さらに父母会の会長経験者が顧問や相談役として会務に関わられることで、円滑な運営はもちろん、「明治愛」の伝統が着実に受け継がれていることを頼もしく思いました。熱烈な明治大学ファンが毎年、確実に増え続けています。

学生と父母、校友、大学の4者がより密接な関係を築くことが今後はますます重要になります。その確実な一歩となっていることを実感することができる会でした。